ある日、スマホの写真フォルダを眺めていました。
そこにはペットの写真がぎっしり。
ひとつひとつの表情や仕草が愛くるしくて、何気ない瞬間もすべて記録に残したくなるもの。
家に迎えたまだ小さかった頃、散歩中のうれしそうな顔、どれも大切な思い出です。
ふと、写真を見ながら思ったことがありました。
「もう少し温かみのある形で思い出を残せたらな」と。
数日経った日、いつものようにSNSをスクロールしているとあるものが目に止まりました。
「愛犬の姿を羊毛フェルトにしてみました!」
そんなキャプションと一緒に投稿されていたのは、羊毛フェルトでつくられた本物そっくりのマスコット。
丸い瞳にきゅるきゅるな表情。
なによりも写真では味わえない温かみを感じ、羊毛フェルトという立体的な作品でペットの思い出を残すというのが新鮮に感じました。
「わたしこんなリアルでかわいい作品をつくりたい!」
そう思ったわたしは羊毛フェルトについて調べてみることにしました。
羊毛フェルトとは、ニードルという針で羊毛の繊維を絡めあわせて形をつくる手芸のことだそう。
羊毛ならではのふわふわとした柔らかい質感や雰囲気は、動物のモチーフとも相性抜群。
ペットの毛の色や模様、表情まで細かく表現できるので、世界に1つ、自分オリジナルのマスコットを作ることができます。
手に取ったり飾ったりと日常に寄り添うことのできるところに惹かれ、手芸用品店に足を運び材料を揃えることに決めました。
用意するものは羊毛とニードルとマット、顔のプラスチックパーツだけ。
その手頃さも普段手芸をしないわたしにとってはうれしい。
まずは顔の土台から。
ふわふわの羊毛をどのくらいの固さまで刺し固めるのか、毛並みまでも自由自在につくることができました。
次に、顔の立体感を出す作業。
目の周りに違う色をいれることでより本物らしくなります。
フェルトを刺していると、「このふわっとした感じ、愛犬にそっくりだな」そんなことが頭に浮かびます。
ついに耳を作る工程。
普段は何気なく撫でている耳も、愛犬の姿をじっくり観察しながらつくることでより深く愛着が湧きました。
完成した羊毛フェルト。
家族に見せるとその完成度の高さに驚いてくれました。
ペットのことを思いながらその姿を形にする時間はかけがえのないもの。
数日間かけて作ったからこそ、改めて愛犬との思い出が深まり幸せな気持ちになりました。
思い出を残す方法は写真や動画以外にもたくさんあります。
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