スパイスで、日常にピリッとアクセントを。 - ミルーム

2024/04/06

クッキング

料理

スパイスで、日常にピリッとアクセントを。

目次

①忘れられない、あの味



わたしには、どれだけ時間が経っても忘れられない味があります。

それは昔通っていたインドカレー屋さんのカレー。
当時通っていた学校の近所にあったお店で、友人と一緒によく食べに行ったものです。

ただ、学校を卒業してからは足を運ぶこともなくなり、インドカレーを食べることもなくなっていました。



ところが先日、よく一緒に食べに行っていた友人から連絡が。

「あのお店、無くなってる」

そう聞いた途端、当時の記憶が蘇りました。

「あの味が、また食べたい。」という思いを胸にインドカレーを自作しようと挑戦しますが、なかなかうまくできません。

そんなときに出会った、イナダ シュンスケ先生の基本のチキンカレー講座。
その出会いが、私の願いを叶えてくれました。


基本のチキンカレー イナダ シュンスケ先生


②スパイスの魅力



「スパイスカレー」と聞くと、どこか難しそうで、とてもお家では作れないと思うかもしれません。

私もやってみるまではそう思っていましたが、全くそんな事なかったんです。

スパイスカレーは基本的に、炒めて煮込むという簡単な工程で、かかる時間も少なく済むんです。

使うスパイスにも鉄板の組み合わせがあるので、それを覚えてしまえば難しくありません。



さらに、インドカレーは素材の味を大事にした料理なので使う材料も塩、スパイスが主なものとなります。

その他の材料もトマトや生姜、玉ねぎなどのため、ヘルシーな料理でもあるんです。



また、スパイスの基本を抑えることで他の料理への応用も可能になります。

インド料理だけでなく、フレンチや中東地域の料理など世界中の料理にスパイスは使われているので、様々な料理を楽しむことができるようになるんです。


③あの味を、再現する



今日作るのは、基本のチキンカレー。

材料は、クミンシード、トマト、玉ねぎ、生姜、にんにく、シンプルパウダー(クミンなどのスパイスをブレンドしたもの)、ガラムマサラ、塩、鶏肉です。

材料を揃えるだけで、なんだかもうインドカレー屋さんに来たような香りが漂ってきます。


せっかくなので今日は、ターメリックライスも一緒に炊いてみましょう。

炊飯器に、お米と普段よりも少ない量の水、塩とターメリックを加えて最後にバターを入れればあとは炊飯を押して待つだけ。

それではカレー作り、開始。



まずは鍋にサラダ油を敷き、中火で温めながらクミンシードを加えます。

香りが立ってきたら、玉ねぎ、にんにく、生姜を加えて混ぜ合わせ、テンパリングをしていきましょう。

ここまでできれば、弱火まで落として15分ほど放置です。

カレー作りというと、鍋につきっきりなイメージがあるかもしれませんがこの作り方ではその必要もなく、楽に炒めることができます。



玉ねぎが色づいたらトマトを入れ、混ぜ合わせながら炒めていきます。

その後、トマトが崩れてペースト状になってきたらシンプルパウダー、ガラムマサラ、塩を加えてさらに炒め合わせると、こんな状態になります。



見た目はほとんどカレーですね。
この状態のことをカレーの素、「マサラ」と呼ぶそうです。



マサラが完成したら主役の鶏肉を加え、表面の色が変わるまで炒めたあと、水を加えて煮込んでいきます。

沸騰してきたら、弱火に落として蓋を閉じ、10分〜15分ほど置いておきます。


完成です。

出来立ての状態だと、かなりサラッとしていますが、1時間ほど置いておくと少しとろみもついたカレーになりました。

どちらの状態で食べても美味しいので、お好きな方でどうぞ。


お皿に盛ると、忘れられなかったあの香りがしてきました。

ちょうど炊きあがったターメリックライスと合わせて、いただきます。


④スパイスで、毎日の食事にピリッとアクセント。



思い出の味が食べたくて始めた、スパイスカレー作り。

きっかけは突然だったけれど、あまりの美味しさだったので、これからも続けようと思います。

今日はチキンカレーを作ったから、次はシーフードにも挑戦してみようかな。

スパイスで、毎日が刺激的になりました。

基本のチキンカレー イナダ シュンスケ先生