友人宅にお邪魔したときのこと。
手を洗おうと洗面所を借りると、そこにはかわいらしい石けんが。
聞いてみると、自分で手作りしたのだとか。
シンプルな洗面台にパッと花が咲いたように置いてある手作りせっけん。
手を洗うたびに幸せをお裾分けしてもらった気分になりました。
実はずっと気になっていた石けん作り。
でも、どうやって作るのかわからないまま手付かずになっていて。
そんな私は友人に触発されて、思い切って初めての石けん作りをやってみることにしました。
はじめてでもよくわかる!手作り石けんの基本講座 金子ひとみ先生
「コールドプロセス法」という、優しい使い心地の石けんが完成する方法があると知り、この方法で作ってみることに。
低温で時間をかけてじっくり作っていきます。
まずは、精油のブレンドから。
ラベンダー、フランキンセンス、ゼラニウムをブレンドして入れることで、ふわっと香りの良い石けんになるのだそう。
次に、オイルを入れて40度に温めていきます。
マカダミアナッツオイルなどをブレンドしたオイルです。
ここからどのように石けんに近づいていくのか、ドキドキです。
そして、「精製水」と「苛性ソーダ」という2つの材料を混ぜていきます。
石けん作りのキットの中に入っていたので、おうちに無い材料でも準備がラクでした。
オイル、そして精製水と苛性ソーダを混ぜたものに、先ほどブレンドした精油を加えて混ぜていきます。
やさしい色になってきました。
続いて、色をつける顔料です。
好みの色の濃さによって、量を調節することができるのだとか。
私はやさしい色が好きなので、あまり濃くせず作っていきます。
先ほど混ぜた液体の一部を取り分けて、顔料を入れていきます。
今回は、緑と黄色の2種類にしてみました。
残りの液体は、石けんを流し入れて固めるときに使うアクリルモールドにそのまま流し込んで、その上から先ほどの緑と黄色の石けんを流し入れます。
作ってみたかった石けんに近づいてきているのを感じて嬉しさが込み上げてきました。
ここまでできたら、24時間保湿するのだそう。
タオルなどに包んで、保湿しておきます。
24時間が経ちました。
アクリルモールドから石けんを取り出して、カットしていきます。
実際に使用するときのサイズです。
液体がこんなに石けんらしくなり驚きました。
カットが完了したら、このままの状態で1ヶ月乾燥させます。
1ヶ月後がこんなにも待ち遠しくなるなんて思いませんでした。
思わぬ楽しみができた気分です。
1ヶ月経って、久々のご対面。
石けんの一部を薄くスライスして、丸めていきます。
型にはめてお花のトッピングなどを作って石けんにつければ、可愛らしい手作り石けんの完成です。
さっそく洗ってみると、泡立ちが良く、肌の潤いを守りながら汚れを落としてくれました。
ふんわり良い香りまで漂ってきます。
おうちの洗面所に置くと、石けんが洗面所を華やかになったよう。
はじめての石けん作りを終えて
自分で作った石けんで手を洗う嬉しさはもちろんのこと、作っている間や待っている期間もワクワクを運んでくれる手作り石けん。
友人をみて、思い切って初めてみてよかったな。
次はどんな石けんを作ろうか、もう考え始めている自分がいます。
はじめてでもよくわかる!手作り石けんの基本講座 金子ひとみ先生