生まれてはじめて、楽器を弾くじかん - miroom

生まれてはじめて、楽器を弾くじかん

目次

ピアノを優雅に弾く友人をみて、音楽に憧れを抱いた学生時代。


「私も音楽ができたらな」


そんな思いを密かに抱いたこともあったけれど、大人になって仕事や家事に追われるうちにすっかり忘れていました。



そんなある日、同僚と久しぶりにランチに行って。そこで「カリンバ」という楽器を知りました。


これまで音楽の経験がなかった彼女ですが、最近始めてハマっているのだとか。



カンタンに音が出せて曲が弾けるので、休日おうちでのんびり過ごす時に弾いてたのしんでいると言います。


音楽ができることに密かに憧れを抱いていた私は、彼女にこのカリンバについて詳しく聞いてみました。

カリンバとは・・・



カリンバとは、木に金属製の鍵盤が並んだ楽器のこと。鍵盤を指ではじくと、オルゴールのような優しい音色が響くのだと言います。


両手におさまるほどコンパクトで、お値段もお手軽なので、楽器を気軽にはじめたい人にぴったりなのだとか。



「カリンバを弾くと、癒されるし楽しいんだよね」

そう言う彼女の表情が、これまで見てきた中で一番明るくて。

私もカリンバをはじめてみることにしました。

人生ではじめて、楽器を弾くじかん



ドレミの位置を知る


まずは、ドレミの位置から。

鍵盤の真ん中が、一番低い「ド」の音なのだそう。


中央の長い鍵盤なので、場所が分からなくなることもありませんでした。



続いて、「レ」。

ドの音の左隣を弾くと、「レ」の音が鳴ります。



そして、「ミ」。

ドの音の右隣が、「ミ」の音です。左右交互に1音ずつ音が高くなっていくなんて、ちょっぴり新鮮。



その後も、レの音のとなりが「ファ」、ミの音のとなりが「ソ」・・・と続きます。


これで、ドレミの位置はバッチリ。演奏するときにすぐわかるように音階のシールを貼っても良いとのことだったので、初めのうちは貼ってひと目でわかるようにしました。


美しい音色を響かせるために・・



オルゴールのような優しい音色が魅力のカリンバ。なんとなく鍵盤を触っても音は出ますが、より美しい音色を出すためのコツがあるのだと言います。


カリンバは、親指で弾くもの。

まずは、親指のお腹の部分を鍵盤の上に乗せます。



そのまま関節を曲げながら、鍵盤の上で親指を下に滑らせます。



下に滑らせたら、最後は爪を当てて弾きます。



すると、耳心地の良いやさしい音色が。最初にこの音を聴いたとき、自分が鳴らしたとは思えない美しさに驚きました。


その音色は、耳からスッと入って心まで癒してくれるよう。



これさえできれば、もう大丈夫。好きな曲を選んで、さっそく念願だった曲演奏をたのしみました。


曲が弾けると、日々の生活でずっと忘れていた久しぶりの達成感が味わえて。学生の頃から憧れていた、「音楽ができる人」になった気分です。

カリンバではじめる、楽器のじかん



はじめてでも弾けて優しい音色を奏でるカリンバは、いつの間にか私にとって休日のたのしみになって。


「週末は、カリンバで何を弾こうかな」


そんなことを考えるふとした瞬間にも、嬉しさを感じるようになりました。


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