お花見で抹茶を点てる「野点」への憧れ - ミルーム

お花見で抹茶を点てる「野点」への憧れ

待ちに待ったお花見の季節。

わたしは毎年どこかの桜を見に行くのが春の楽しみになっています。



昨年は初めて、近くの和菓子屋さんが出していたお抹茶もいただいてみました。

作法など何も知りませんでしたが、桜の下で和菓子と抹茶を味わうと心がすーっとほぐれていくようで。

今年もまた、そんな風にお花見を楽しみたいなあ。



抹茶のいただき方がわからず少し戸惑ってしまったので、今年は少し抹茶のことを学んでからお花見に行こうと思い、調べていると。

屋外でお茶を点てる「野点」(のだて)というものがあることを知りました。


野点とは?



室内で点てるイメージのある抹茶。

しかし屋外で自然を感じながらカジュアルにお茶を点てるのが「野点」(のだて)だそうです。

誰でも気軽に楽しめる和製ピクニックのようなもの。



お花見ではまたどこかの和菓子屋さんでお抹茶をいただこうかと思っていたけど、自分で点てられたらもっと素敵…!

初心者の自分にできるかどうかわかりませんが、ひとまずおうちで楽しむ抹茶の入門講座を受けてみることにしました。


おうちで気軽にお抹茶入門



まずは道具を揃えるところから。

おうちでできる気軽なスタイルなので、たくさんの道具は要らなくてひと安心。

抹茶茶碗も代用できるものを教えてくださいました。



抹茶はインターネットでも購入できますが、どんなものがいいのか迷ってしまいます。

講座ではその選び方についても解説があり、基準がわかってとても助かりました。

準備が整ったら、いよいよ点て方を学びます。



なんとなくのイメージしかなかったお抹茶の点て方。

動画なので手の動かし方までしっかりわかります。

初めての動作に少し緊張しつつ、新しい体験にワクワクする気持ちもありました。


特別なおやつの時間



初めて自分で点ててみた抹茶。

この一杯がすごく特別なものに思えて、色や香りをじっくり堪能したくなりました。


用意していた和菓子も添えると、普段過ごしているおうちが特別な空間に。



和菓子を食べ、抹茶を飲む。

口の中にほんのり甘さが残り、お抹茶の味がより引き立ちます。

自分だけの贅沢な時間が過ごせて、ちょっと疲れ気味だった心もリフレッシュできました。


お花見での野点を目指して



屋外でお茶を点てる場合は、お湯をどうするかが気になっていました。

カセットコンロとやかんで沸かす方もいれば、保温性の高いステンレスボトルにお湯を入れる方もいるのだそう。

なるほど、ボトルなら持ち運びもしやすくて便利!

最近は持ち運び用の抹茶セットもあるようです。



野点がうまくいくかはわかりませんが、桜が咲きはじめる時期まではおうちで練習。

おやつに和菓子を食べる機会が増え、なんだか新しい世界が開けたような気持ちです。



お抹茶がかなえてくれる非日常のひととき。

満開の桜を見ながら味わう日を楽しみにしながら、今日も心静かに点てています。


自宅で味わう和のこころ お抹茶入門講座 きえ先生