思い通りにならない魅力。自然素材の手しごと - miroom

思い通りにならない魅力。自然素材の手しごと

目次

忙しさの中で、効率よく、無駄なく、思い通りに進めることが当たり前になった今。

ふと、「ゆっくり進む時間」に惹かれる瞬間はありませんか。



植物の色に耳を澄ましたり、土に触れたり、壊れたものにもう一度命を吹き込んだり。

自然と向き合いながら、思い通りにならない過程さえ楽しむ手しごとがあります。



すぐに完成しなくていい。

同じ仕上がりにならなくていい。

むしろ、その揺らぎや偶然こそが、自分だけの美しさになる。


今回は、そんな自然と時間を味方にするものづくりを3つ、ご紹介します。


① キッチンから始める草木染:身近な食材で彩る暮らし



やさしくはじめやすいのが、草木染。

植物などの自然の色で染める体験を、おうちのキッチンでかなえられます。



使うのは、玉ねぎの皮やアボカドの皮と種、紅茶のティーバッグ。

普段は捨ててしまうものを活かして、布を染めていきます。



アンティークのような風合い、簡単な絞り染め、ふんわりやさしい色と、さまざまな染めの技法を習得。

同じ色は二度と出ない、唯一無二の自然の揺らぎを感じていただけますよ。


キッチンから始める草木染:身近な食材で彩る暮らし NONA先生


② おうちで楽しむ陶芸入門 ― 毎日使える器を自分の手で



土という素材としっかり向き合う、陶芸。

工房に行かないと体験できないと思われがちですが、実はおうちでも作ることができます。



基本となる「手捻り」の技法を学び、自分の手で形を作ります。

窯での焼成は送るとしてもらえるので、特別な設備がなくても本格的に完成しますよ◎



じっくりと土に触れ、形を作るのは心を落ち着かせるひとときに。

どんな焼き上がりになるか、自然にゆだねて待つのも魅力です。


おうちで楽しむ陶芸入門 ― 毎日使える器を自分の手で 東京竜泉窯 小山耕一先生



③ 漆と真鍮でよみがえる 金継ぎ入門講座



自然由来の漆を使った、金継ぎも素敵。

壊れた器を、隠さずに美しく直す方法を学べます。



漆を塗ったり、真鍮を蒔いたりと普段の生活では触らないような新鮮な体験。

伝統的な金継ぎは完成までに2~3ヶ月ほどかかりますが、講座の方法なら1週間あればできあがります。



同じ修復は二つとしてない、世界に一つだけのアート作品のようになる金継ぎ。

壊れたものを丁寧に直すプロセスは、物への愛着を深め、心のケアにもつながります。


漆と真鍮でよみがえる 金継ぎ入門講座 金継ぎ師 | Chiari Matsumoto先生


自然と向き合う手しごとの魅力



思い通りにいかないことを、手放してみる。

時間がかかることを、あえて選んでみる。


そんな選択の先には、これまでとは少し違う豊かさが待っているのかもしれません。



自然にゆだねながら、自分の手で生み出す時間。

そのひとつひとつが、日々の中に静かな余白と、確かな満足感をもたらしてくれます。



完成したものだけでなく、そこに至るまでの過程ごと愛おしくなる。

そんな手しごとを、ぜひ一度体験してみてくださいね。