漆と真鍮でよみがえる 金継ぎ入門講座 - ミルーム

漆と真鍮でよみがえる 金継ぎ入門講座

壊れてしまった大切な器を、美しく繕う。金継ぎの基本を学び、初心者もはじめやすい金継ぎで割れ・欠け・ヒビの修繕を実践。

入門

ライフスタイル

金継ぎ

17

学習内容

■ 金継ぎとは
■ 基本材料と道具について
■ 金継ぎの種類について
■ 伝統的な金継ぎの工程と注意点
■ 割れ・欠け・ヒビに応じた作業内容
■ 簡易金継ぎの工程と注意点
■ 欠けをパテで埋める方法
■ 漆の塗り方と硬化方法
■ 真鍮粉の蒔き方
■ 道具の掃除・片付け方
■ 材料の保管方法
■ 金継ぎした器の洗い方
■ ヒビの溝にパテを入れる方法
■ パテの削り方と研ぎ方
■ 割れた器の面取り方法
■ 平皿と深い器の割れを直す方法
■ 割れを接着するときのポイント
■ 割れのラインに沿った溝の削り方
■ 漆でラインを塗るときのコツ

こんな方におすすめ!

✓お気に入りの器を長く大切に使いたい方
✓日本の伝統技法を取り入れたハンドメイドを楽しみたい方
✓初めてでも気軽に金継ぎを体験してみたい方

講座の紹介

こんにちは!

金継ぎ師のChiari Matsumotoです。



日本発祥の伝統的な修繕技法「金継ぎ」。

壊れたところを隠すのではなく、あえて目立つように美しく直す。

それが他の修繕にはない唯一無二の魅力です。



今回はそんな金継ぎの中でも、初心者さんも取り組みやすい金継ぎ方法をご紹介します。

伝統的な金継ぎは完成までに2~3ヶ月ほどかかりますが、今回の方法なら1週間あれば十分できあがりますよ♪



初心者さんも安心の入門編

金継ぎには職人のような技術が必要なのでは…?と思っている方も多いかと思います。

しかし、きちんと方法や材料の扱い方を学んでおけば難しいことはありません◎



この講座では、金継ぎの歴史やその種類、方法を基本からじっくりと学ぶことができます。

「どんな器でもできる?」「どんな流れで作業していくの?」といった疑問も解説していきますよ。



そして今回実践するのは、入門編としてぴったりな簡易金継ぎをベースにしています。

通常、簡易金継ぎには化学的な材料を使いますが、今回は漆を塗って仕上げるのが特徴です。

食品衛生法適合のパテと天然素材の漆を使うので、食器としても安心して使っていただけます♪



いろんな傷に応じた修繕方法を実践

金継ぎでは、割れ・欠け・ヒビを直すことができます。

そのそれぞれについて、どう修繕していくかを詳しく解説していきますよ。



漆を塗ったり、真鍮を蒔いたりと普段の生活では触らないような材料を扱います。

それぞれに注意点がありますので、確認しながら進めていきましょう。



金継ぎ特有の材料も扱い方を知っていれば、作業も安心。

少しずつ技術を向上させていく過程で集中力が養われ、特別な満足感も味わっていただけます!



壊れても新しい美しさでよみがえる

大切な器や思い出のお皿が壊れたとき、とても悲しい思いをしたことはありませんか?

金継ぎの技術があれば、そんな食器も美しく生まれ変わらせることができます。



同じ修復は二つとしてない、世界に一つだけのアート作品のようになる金継ぎ。

壊れたものを丁寧に直すプロセスは、物への愛着を深め、心のケアにもつながります。



大切なものを修繕しながら長く使い続ける、そんな素敵な技術を学んでみませんか?

みなさまのご参加をお待ちしています!


カリキュラム

金継ぎの基本知識のサムネイル

1. 金継ぎの基本知識

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 金継ぎとは

    01:12
  • 漆の特性について

    01:44
  • 金継ぎの種類について

    02:51
  • 金継ぎの流れ:割れの場合

    04:06
  • 金継ぎの流れ:欠けの場合

    08:13
  • 金継ぎの流れ:ヒビの場合

    09:34
  • 金継ぎを行う際の注意点

    10:29
  • おわりに

    11:22
簡易金継ぎの基本知識のサムネイル

2. 簡易金継ぎの基本知識

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 今回扱う簡易金継ぎについて

    01:06
  • 簡易金継ぎを行える器

    01:35
  • 簡易金継ぎの材料・道具

    02:00
  • 材料・道具の取り扱い方法と注意点

    03:14
  • 簡易金継ぎ作業の流れ

    03:57
  • 金継ぎを行った器の注意点

    06:44
  • おわりに

    07:39
欠けを直す①パテで成形・研ぐ〜漆を塗るのサムネイル

3. 欠けを直す①パテで成形・研ぐ〜漆を塗る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:23
  • パレットにラップをかける

    04:50
  • エポキシパテを切って練る

    05:52
  • 欠けている部分にパテを入れる

    09:39
  • サンドペーパーでパテを成形する

    11:39
  • サンドペーパーで表面をなめらかにする

    16:01
  • カットしたパテの保管の仕方

    18:00
  • 筆の準備をする

    20:48
  • パテの上に弁柄漆を塗る

    21:54
欠けを直す②仕上げ・片づけのサムネイル

4. 欠けを直す②仕上げ・片づけ

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 真鍮粉を準備する

    01:16
  • 弁柄漆の上に真鍮粉を蒔く

    02:28
  • 真綿と真鍮粉の保管の仕方

    04:55
  • 筆の掃除の仕方

    06:13
  • パレットの掃除の仕方

    11:08
  • 調色スティックの掃除の仕方

    12:02
  • カッターとアートナイフの掃除の仕方

    14:16
  • 漆を硬化する方法について

    15:47
  • 器を水で洗う

    18:11
  • パテからはみ出した部分を削る

    20:07
  • 完成♪

    21:27
ヒビを直す①溝を削る〜パテを入れるのサムネイル

5. ヒビを直す①溝を削る〜パテを入れる

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:12
  • やすりで溝を削る

    04:51
  • パレットにラップをかける

    09:44
  • エポキシパテを切って練る

    10:36
  • ヒビと欠けにパテを入れる

    14:23
  • カットしたパテの保管の仕方

    20:35
ヒビを直す②パテを削る・研ぐ〜漆を塗るのサムネイル

6. ヒビを直す②パテを削る・研ぐ〜漆を塗る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • はみ出ているパテをアートナイフで削る

    00:59
  • ヒビのラインのエポキシパテを研ぐ

    04:27
  • 欠けのエポキシパテを研ぐ

    06:49
  • サンドペーパーで表面をなめらかにする

    11:19
  • 筆の準備をする

    14:25
  • パテの上に弁柄漆を塗る

    15:31
ヒビを直す③仕上げ・片づけのサムネイル

7. ヒビを直す③仕上げ・片づけ

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 真鍮粉を準備する

    01:15
  • 弁柄漆の上に真鍮粉を蒔く

    02:28
  • 真綿と真鍮粉の保管の仕方

    05:58
  • 筆の掃除の仕方

    07:17
  • パレットの掃除の仕方

    12:12
  • 調色スティックの掃除の仕方

    13:06
  • カッターとアートナイフの掃除の仕方

    15:20
  • 漆を硬化する方法について

    16:51
  • 器を水で洗う

    19:16
  • パテからはみ出した部分を削る

    21:05
割れを直す①面取り・接着・やすりで削るのサムネイル

8. 割れを直す①面取り・接着・やすりで削る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:16
  • 今回お直しする器について

    05:11
  • 深い器の面取りの仕方

    05:40
  • 深い器の割れの接着の仕方

    08:18
  • 平皿の割れの接着の仕方

    14:39
  • 深い器の割れの溝をやすりで削る

    21:02
  • 平皿の割れの溝をやすりで削る

    23:25
割れを直す②溝にパテを入れる〜パテを削る・研ぐのサムネイル

9. 割れを直す②溝にパテを入れる〜パテを削る・研ぐ

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • エポキシパテを切って練る

    00:59
  • 溝にパテを入れる

    04:45
  • カットしたパテの保管の仕方

    10:51
  • アートナイフではみ出ているパテを削る

    13:40
  • サンドペーパーで研ぐ

    18:41
  • エタノールで拭き取る

    22:21
割れを直す③漆を塗る〜真鍮粉を蒔くのサムネイル

10. 割れを直す③漆を塗る〜真鍮粉を蒔く

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 筆の準備をする

    00:55
  • パテの上に弁柄漆を塗る

    01:59
  • 真鍮粉を準備する

    10:05
  • 弁柄漆の上に真鍮粉をのせる

    11:27
  • 真綿と真鍮粉の保管の仕方

    15:22
割れを直す④片づけ・仕上げのサムネイル

11. 割れを直す④片づけ・仕上げ

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 筆の掃除の仕方

    01:03
  • パレットの掃除の仕方

    05:56
  • 調色スティックの掃除の仕方

    06:51
  • カッターとアートナイフの掃除の仕方

    09:04
  • 漆を硬化する方法について

    10:35
  • 器を水で洗う

    13:00
  • パテからはみ出した部分を削る

    14:55
  • 完成♪

    15:54

テレビや雑誌などメディアにも紹介多数

ミルームとは

  • 魅力的な講座が、毎月続々と開講

    講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在2,500件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。

    魅力的な講座が、毎月続々と開講
  • 動画講座だから、自分のペースで受けられる

    1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。

    動画講座だから、自分のペースで受けられる
  • わからない点は、講師へ直接質問

    コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。

    わからない点は、講師へ直接質問
  • キットも購入できるため、準備が簡単

    経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。

    キットも購入できるため、準備が簡単
  • 図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード

    講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。

    図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード
  • お得な料金で続けやすい

    月額2,980円(税込3,278円)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。

    月額2,980円(税込3,278円)。お得な料金で続けやすい

キット

3種類のキットを用意しています。

※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。

  • 材料キット(¥6,380)  16
  • オールインワンキット(¥8,880)  114
  • ビギナーオールインワンキット(¥10,800)  116
キット

  • ①本金紛泥 1g

    仕上げに使う金属粉です。
    真鍮箔を消粉と同じ製法で鱗片状にした粉です。
    ※必要量に小分けしてお届けいたします。
  • ②色漆 弁柄 8g入

    仕上げの粉を蒔くときにベースに塗る漆です。
    半艶の赤呂色と弁柄で練ってあります。
  • ③レクターシール ナチュラルグレー

    器の割れ、ひびの溝、欠けの埋めに使います。
    切って練り合わせる使いやすい粘土状パテです。
  • ④セメダイン スーパーX ゴールド

    器の割れの接着に使います。
  • ⑤真綿 約1g

    本金紛泥を蒔くときに使います。
  • ⑥無水エタノール 約50ml

    器を掃除するのに使います。スポイトボトルに入っています。
    ※必要量に小分けしてお届けいたします。
  • ⑦インターロン 短軸 筆 各種

    1026 短軸ラウンド 2/0号/417 短軸スクリプト 0号
    漆を塗るときに使います。
  • ⑧パジコ 調色スティック

    パテを入れるときや、本金紛泥を取るときに使います。
  • ⑨チタンコーティングダイヤモンドヤスリ 粒度180 ラウンドタイプ

    器の割れた部分のやすりがけや、浅い溝を作るときなどに使います。
  • ⑩スポイトボトル 50ml

    油を入れるのに使います。
    スポイト付きの容器に詰め替えていただくと作業しやすいのでおすすめです。
  • ⑪耐水ペーパー 各種

    粒度C400 1枚/粒度C1000 3枚
    パテを研いで整形するときや、整形したパテの上を研いで表面を滑らかにするときに使います。
  • ⑫つまようじ 1本

    接着剤を塗布するときに使います。
  • ⑬アクリル板 10cm角

    パレットとして使います。
  • ⑭ニトリルゴム手袋 3双

    手を保護するために使います。
  • ⑮カッターナイフ

    パテを切るときに使います。
  • ⑯OLFA アートナイフプロ

    器に埋めた余分なパテを削るときや調色スティックの掃除などに使います。
    刃が曲線のものを使います。

キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。


先生の紹介

金継ぎ師 | Chiari Matsumoto先生|ライフスタイル|金継ぎ

金継ぎ師 | Chiari Matsumoto先生
金継ぎ師 | Chiari Matsumoto先生公式インスタグラム chiari.mtmt

インタビュー

Q. 先生が金継ぎを始めたきっかけは何ですか?


A. 伝統工芸を後世にも伝えていきたいという気持ちから、工芸品や職人さんについて調べている中で「金継ぎ」に出会いました。自宅でお気に入りの器が割れてしまったタイミングとも重なり、この器をまた使えるように直したい!と金継ぎを始めるきっかけとなりました。


Q. 先生が思う金継ぎの魅力は何ですか?


A. キズをあえて目立たせて楽しむ点や、ひとつのものを長く愛用し続けるという考え方が日本らしくて素敵だなと思います。器が割れてしまった瞬間はやはり悲しい気持ちになりますが、すぐに「金継ぎしたらどんな継ぎ目になるだろう」と前向きに考えられる点も魅力的です。


Q. 初心者ですが、大丈夫でしょうか?


A. もちろん大丈夫です!お教室の生徒さんたちもほとんどの方が初心者ですが、みなさん少しずつ覚えて上手に金継ぎされています。漆を使用しますので、肌につかないように適切な対策をすることが大切です。


Q. 受講される方々へ一言お願いします♪


A. 今回お伝えする簡易金継ぎでは気軽にご自宅の器をお直しいただけます。自分で金継ぎするとより器への愛着も増しますよ♪皆さんの大切な器をお直しするサポートができたら嬉しいです!どうぞよろしくお願い致します。