「最近、なんとなく体がだるかったり心も落ち着かなかったりするんだよね…」
季節の変わり目だったり、環境の変化、日々の家事・育児などなど…
他にも色々な理由で「疲れているなぁ…」と感じることも多いと思います。
頑張っている人ほど、自分では気づかないうちに心も体も疲弊しているんです。
こういうとき、どうやって自分のことをケアすればいいんだろう。
病院に行くほどでもないし、薬でどうにかなるとも思えない…心を落ち着かせるには運動だと聞くけれど、そんな気力もない…
そんなときにおすすめなのが、薬膳料理。
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
薬膳料理と聞くと難しそうだし、美味しいイメージも湧かないかもしれません。
でも、全くそんなことないんです。
毎日の食事に少しずつ、取り入れてみませんか?
「薬膳料理が体に良いって聞いたけど、難しそうだし、美味しいのかな…?」
そんな方もいると思います。
心身のケアのため、今日からでも薬膳のある生活を始めてみませんか?
そもそも「薬膳」とは、中国の伝統医学の考えに基づいた食事のことを指します。
その日の体調に合わせて食材を取り入れることで、体の不調を整える効果があると言われています。
現代医学の殆どは、投薬によって短期的に効果を出そうとする西洋医学がベースとなっていますが、中国医学では長期的な習慣として体の免疫力を高めたり、心のケアをすることで予防しようという考えが一般的です。
こう聞くと、漢方薬が混ざっていたり、薬っぽい味のする食事なのかと思うかもしれませんが、全くそんな事はありません。
薬膳の基本は、その日の体にあった美味しい食事です。
まずは薬膳ソースというかたちで、日常の食事にプラス・ワンするところから始めてみませんか?
体の怠さには色々な原因が考えられますが、その多くは「気」、つまりエネルギーの足りない状態であると言えます。
「気」には様々な役割がありますが、風邪などから体を守ったり、内臓機能を促進させる働きなど、体と心を健康に保つために必要なものとなっています。
つまり、体がだるいときには「気」を補えるタンパク質や、穀物、イモ類などを取ることが必要なのです。
まずはそういった食材をふんだんに使ったレモン豆腐ソースで体を整えていきましょう。
材料はお豆腐やレモン汁など、どれも簡単に手に入るものばかり。
調理工程も火を使わず、切って混ぜるだけなので簡単にできてしまいます。
出来上がったら、シンプルに茹でた野菜やサラダ、生野菜をディップしていただきます。
日々を過ごしているだけで、自然とストレスが掛かり、イライラが溜まってしまいます。
そんなときには、「気」の流れが乱れているんです。
その高ぶりを鎮めるためには、セロリ、クレソン、トマトやししとう、セリ、豆苗、穴子などの食材がぴったりです。
上のような材料を使って、クレソンとクミン入りサルサソースを作りましょう。
こちらのソースも火を使わず、材料も簡単なものばかりなので、手軽に作ることができ、美味しくいただけます。
完成したら、お魚やお肉のソテーにかけていただきましょう。相性バッチリなので、普段からとても使いやすいソースです。
ストレス社会と言われる現代では、普通に生活しているだけで心や体に不調をきたしてしまうことも多くあります。
そんな疲弊した心と体を、薬膳ソースでケアしてあげませんか?
近所のスーパーに出向いて材料を用意し、まずは1つ、作ってみてはいかがでしょう。
今は鬱屈とした気分が、少しずつ晴れてくれると思います。