たとえば、休日どちらも友人と一緒にいたとき。
たのしい気持ちもありつつ、でもどこかでひとりになる時間を欲している私がいました。
昔から、ひとりでいる時間が必要で。
そんなじぶんの性格に戸惑ったこともありました。
そんなときに出会った1冊の本、『「ひとりが好きな人」の上手な生き方』が今でも忘れられません。
どうしてひとり時間が必要なのか。じぶんとどう向き合えばよいのか。
そんなことを教えてくれました。
誰かとずっと一緒にいるのが好きな人がいる一方で、私のようにひとり時間が欲しくなる人がいる。
このことがずっと不思議でしたが、この本を読んで腑に落ちました。
わかりやすい言葉では、外向型と内向型という2種類に分けてることができるのだとか。
外向型は「ドーパミン(アドレナリンを増やして生産する)」が多く必要なのに対して、内向型は「アセチルコリン(思考と感情を通して生産される)」を主としており、外部の刺激を受けやすいのだそうです。
この本に出会えていなかったら、知らなかったじぶんのこと。
「刺激を受けすぎないように、きちんとひとりでいる時間を大切にしている私って偉いかも。」
そんなふうに思えるようになりました。
上手にご機嫌に生きていくためには、じぶんとの向き合い方を知っておくことが大切。
本の中から、私が特に印象に残った向き合い方を2つお届けします。
①じぶんの限界を知る
社交の場でどれくらい長く過ごせるのか。
その限界を知っておけば、1日が終わる頃に疲れ果ててしまうことなく過ごすことができます。
騒がしさや人の多さなど、エネルギーを使うと感じる要素を挙げて、それぞれどの程度までであれば大丈夫なのか把握することが、じぶんの心と体力を守ることにつながるといいます。
②じぶんだけの空間を確保する
他の人と同じ空間にいるだけでちょっぴり疲れてしまう、ということはありませんか?
私自身もそのひとり。パートナーであっても、ずっと一緒は少し疲れてしまいます。
そんな方は、ひとりになれる場所を確保することが大切なのだそう。
ご家族やパートナーにじぶんのニーズを伝える代わりに、相手のニーズも理解して叶えることに努めながらお互いにとって心地よい状態を探ることで、ひとりになれる場所や時間を得やすくなります。
ひとり時間が大切な方におすすめの1冊
どうしてひとり時間が必要なのか。
じぶんと上手に向き合うにはどうすればよいのか。
そんな私の疑問を晴らしてくれた、『「ひとりが好きな人」の上手な生き方』。
ひとり時間が大切なあなたに、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
💐 【今回ご紹介した本】
ティボ・ムリス、2023年、『「ひとりが好きな人」の上手な生き方』、株式会社鷗来堂