空が濃い青色になる神秘的なじかん、ブルーアワー。
日の出前と、日の入りの後の30分ほどの間だけ現れる、静かで美しい時間です。
布団の中で何度も体勢を変えても、なかなか眠れない夜。
ときどき訪れるそんな夜は、日の出前のこの神秘的な空に、想いを馳せています。
布団の中でブルーアワーの記事を読んでいるとき。
偶然みつけたのが、美しい青い空のデザインの刺繍です。
さらに読み進めていくと、ブルーアワーや夜空をテーマにした刺繍だということがわかりました。
静かな美しさを纏ったこの刺繍は、ブルーアワーの美しさに想いを馳せるわたしにとって魅力的で。
たっぷりある夜のじかんを、この刺繍をつくって過ごすことにしました。
布団から抜け出して、あたたかいココアを用意。
さっそく、夜の刺繍をはじめます。
今夜は、「月ノワグマ」の作品をつくることに。
さっそく、生地にクマの絵を写していきます。
写すだけなので、イラストが苦手なわたしにも出来ました。
▲線がハッキリとみえるように、何度かなぞる
写し終わったら、糸をつかって刺繍をしていきます。
夜にぴったりなBGMをかけてゆっくりと糸を通していくじかんは、癒しそのもの。
▲生地に糸を通していく
色の境目に2色が混ざるところを作ることで、自然なグラデーションが出来上がります。
▲色ごとに区切りながら縫う
すべて縫い終わったら、ブルーアワーの美しさをまとった刺繍が完成。
こんなに充実した夜は、はじめてでした。
眠れぬ夜がくれた、贈り物
わたしの夜のじかんがたっぷり詰まった、ブルーアワーの刺繍。
せっかくなので、バックや帽子につけてみることにしました。
ブルーアワーを昼の自分にもお裾分けしているような、トクベツな気分。
目に入るたびに、しあわせな気持ちが広がります。
娘にも1つプレゼントすると、ポーチにつけて喜んでくれました。
娘とお揃いのアイテムは初めてで。
長い夜がくれた、思いがけない贈り物です。
たっぷり、じっくり、刺繍を通して堪能する夜のじかん。
ブルーアワーの刺繍は、憂鬱だった眠れぬ夜を、充実したひとときに変えてくれました。
眠れぬ夜はこれからも、ブルーアワーに想いを馳せながら、刺繍をたのしんでいきます。
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