世界中にさまざまな種類がある、刺繍の技法。
それぞれの地域で自然や暮らし、文化に根ざした技法を発展させてきました。

中でも北欧の刺繍は、シンプルで洗練されたデザインが魅力。
冬が長く、手仕事が生活の一部として息づいたため、暮らしの中で使える実用品が多いのも特徴です。

今回はミルームにもたくさんある刺繍講座の中から、そんな北欧の刺繍をピックアップしてご紹介。
ていねいな暮らしの雰囲気がそのまま織り込まれているような、美しい刺繍に触れてみませんか?

まるでレースのような透かし模様が生まれるハーダンガー刺繍。
布目を数えながら刺すカウントステッチで、幾何学模様のような均一性が魅力です。

ボタンホールステッチやアイレットステッチなど、さまざまな刺繍技法を使って模様を作ります。
はじめての方にも進めやすいようにゆっくりと解説してくださり、刺繍に親しんでいる方も新鮮な気持ちで取り組めますよ。

多彩なステッチを取り入れながら完成する、4つのコースター。
ティータイムを優雅に演出してくれるだけでなく、花瓶や雑貨を飾っても素敵ですよ♪
ハーダンガー刺繍 入門講座 4つの模様のコースターづくり
chawa先生

ヒーダボー刺繍やヘデボ刺繍とも呼ばれる、デンマークの刺繍。
こちらもレースのような上品なモチーフが特徴です。

縁を彩るスカラップや、ピコットなどの装飾技法を学べます。
この講座ではソーイングポーチに仕立てますが、コースターやハンカチにも活かせるテクニックですよ◎

上質なリネンを使っているので、丈夫で手洗い洗濯も可能。
使い込むほどに味が出る素敵なアイテムに仕上がります♪
こちらはデンマーク発祥の木綿糸である「花糸」を使った刺繍。
草木染めの糸の風合いがやさしく、自然のぬくもりを感じさせてくれます。

クロスステッチはヨーロッパ全体に広がる技法ですが、中でも花糸とリネンを組み合わせたこの作品は北欧刺繍の世界観そのもの。
季節のお花と女の子がかわいいコースターに仕立てましょう♪

リネンの織り糸を抜き、別の糸でかがることで透かし模様の入ったコースターに。
季節ごとにお部屋に飾ったり、四季折々のティータイムに活躍してくれます!

最後にご紹介するスウェーデン刺繍は、実は日本で独自に発展した技法。
スウェーデンの伝統というわけではありませんが、この技法を提唱した久家道子さんがスウェーデンで手仕事を学んだ経験から、スウェーデン刺繍と名付けた由来があるそうです。

講座で作る作品は、そんなスウェーデンにちなんだモチーフの数々。
幸運をもたらすヤドリギ模様や、傷を癒やすハーブのカレンデュラ模様など、色とりどりの刺繍技法が学べます。

布目を数えながら、だんだん生まれていくお花や葉っぱの模様に癒やされて。
できあがった作品は、ポーチやティッシュケースなどに仕立てて日常使いもできます♪
スウェーデン刺繍が学べる講座はこちら

丁寧に針を運びながら過ごせる、静かで豊かな時間。
どれも日常に寄り添ってくれる作品で、生活の中にあると気持ちが安らぐようなアイテムです。
北欧の手仕事にふれてみたい方や、刺繍の奥深さを味わいたい方は、ぜひこのような講座からはじめてみてくださいね。