ノートに文字を書く小学生の娘の様子を、隣でみていたときのこと。
ふと、文字を書くのが好きだったじぶんの学生時代を思い出しました。
授業中のノートはもちろん、手帳にもなにかと文字を書いていました。配られたプリントに、当時好きだった曲の歌詞を書いたことも。
こんなことを思い出して懐かしんでいるうちに、また文字を書きたい気持ちが徐々に湧いてきました。
そんなときに出会ったのが、"もこ字”です。
どこかレトロを感じるような、機械的だけど丸みのある「もこ字」。
ペンと紙さえあれば、たのしめるといいます。
調べてみると、手帳を書くときや友人にメモを渡すとき、お気に入りの歌詞や文章を書くときなどにぴったりなのだとか。
「書いてみたい。」そんな衝動に駆られて、もこ字をはじめてみることにしました。
まずは、なぞり書きから。
なぞって練習していくうちに、少しずつ書き方が手に馴染んできました。
つぎに、もこ字を書くための鉄則を学んでいきます。
たとえばひらがなの「あ」。
もこ字で「あ」を書くときは、正方形の中いっぱいに収めるイメージで書くのだとか。
鉄則を意識するだけで、いっきにお手本のもこ字に近づいてびっくりです。
文字を練習したら、さいごはもこ字で好きな文章を書いてみました。
いつもの自分とはちがう文字で書いてみると、好きな文章の雰囲気も少し変わってまた新鮮。
書きたいものがどんどん浮かんで、気がついたら文字書きに夢中になっていました。
ひさしぶりに文字を書いてみたい。
そんな気持ちの赴くままに没頭した、もこ字書き。
書いてみれば、文字たちが愛おしくみえてきます。
書きたい文章をみつけて、もこ字で書く。
最近では、こんなたのしみ方もみつけました。