都会で暮らしていると、日々の喧騒から逃れて、少し自然とふれあいたい。
そんなこともあるかと思います。
そんなあなたに、自然派なくらしのススメです。
【自然派なくらしに憧れて】では、日々の生活の中で身近な部分から取り入れられる「自然」をピックアップしてお届けしていきます。
どこか物足りない、寂しい気持ちを抱えたあなたにピッタリの小さな自然が見つかるかもしれません。
第2回である今回は、「ボトルアクアリウム」についてご紹介していきます。
②ボトルアクアリウムのいいところ
「ボトルアクアリウム」と聞いただけでは、なかなかピンとこない方も多いのではないでしょうか。
水槽ではなく、ガラス瓶の中に水を張り、水草やお魚を飼育するのがボトルアクアリウムです。
ボトルアクアリウムには、色々な良さがあるんです。
まず1つ目は、その手軽さ。
水槽の場合、大きなものを用意し、そのスペースを開けなければいけませんが、ボトルアクアリウムではその必要がありません。
瓶やフラワーベースといった小さな容器で、狭いスペースからでも始められるのが大きな特徴と言えます。
また、大きな水槽と比べると水量も少なくなるので、水質の維持やメンテナンスも簡単に行うことができるんです。
そして2つ目は、本格的な生態系を観察できる点です。
小さなボトルとはいえ、水草や小さな生き物を入れれば、そこはまるで小さな地球のよう。
生物たちが生きる空間そのものを楽しむことができます。子供の頃に好きだった、金魚鉢を思い出します。
更に3つ目は、インテリアとしても非常に魅力的だということ。
使う容器は自分の好みに合わせて選ぶことができ、小さな試験管や食品保存に使うガラス容器まで、色々な選択肢があります。
お部屋の雰囲気、好みに合わせることが可能なんです。
また、飼育する生き物もカラフルなものを選べば、それだけでお部屋の雰囲気が一気に明るくなることでしょう。
「でも、生き物を飼うのって難しいんだよね…昔も挑戦してみたけど…」という方も多いと思います。
ただ、ボトルアクアリウムは違うんです。
まずはボトル内のレイアウトを決めていきます。
その際、石や木を使って自然環境を表現するようにします。シャープな形になるよう気を配ります。
それができれば、赤玉土を洗い、ガラスに敷き詰めていきます。このとき、一緒に水草用の肥料も入れておきます。
水温管理用のヒーターを入れたら、第1段階完了です。
次に、ピンセットを使って水草を植えていきます。
その際、根っこの部分が浮いてこないよう赤玉土を追加しながら植えていくといいでしょう。
これが終われば、あとはカルキ抜きした水道水を入れ、照明を当てて水草が育つのを待つのみです。
ここまで終わると、苔が生えてくることがあります。
そんなときは苔を掃除してあげながら、水草の成長を見守ってあげることにします。
十分に水草が育ち、ボトル内がきれいな状態で保たれるようになれば、ついに生き物を入れる段階です。
まずは水質の維持に必要なエビ、つぎにメインのお魚というふうに、種類を分けて入れるよう気をつけます。
ガラッと印象が変わりました。
まさに、小さな生態系そのものです。
ボトルアクアリウムは、そんな生態系を維持することで完成します。餌やりやお掃除を続けながら、小さな水槽を楽しみましょう。
今回ご紹介したのは、手軽に始められるボトルアクアリウムでした。
生き物が部屋にいると、なんだか自分も活力をもらえるような気がします。
まさに「小さな自然」そのものと言えるような、素敵なインテリアになりました。
あなたもあかだまちゃん先生のボトルアクアリウム講座で、ナチュラルなインテリアづくりを始めてみませんか?