都会で暮らしていると、日々の喧騒から逃れて、少し自然とふれあいたい。
そんなこともあるかと思います。
そんなあなたに、自然派なくらしのススメです。
【自然派なくらしに憧れて】では、日々の生活の中で身近な部分から取り入れられる「自然」をピックアップしてお届けしていきます。
どこか物足りない、寂しい気持ちを抱えたあなたにピッタリの小さな自然が見つかるかもしれません。
第3回である今回は、「ドライフラワーアレンジメント」についてご紹介していきます。
②ドライフラワーアレンジメントのいいところ
ドライフラワーは、インテリアとして飾っている方も非常に多い人気のアイテムだといえます。
しかし、ただ飾るだけで満足していませんか?
ドライフラワーには、その特性上、水なしでも飾っておくことができるというメリットがあります。
そのメリットを存分に活かして様々なアレンジを施せるのが大きな魅力なんです。
ドライフラワーアレンジメントの良さは様々です。
まず1つ目は、なんといってもインテリアとしてのデザイン性。
何もない殺風景なお部屋だったとしても、ドライフラワーを飾るだけでガラッと雰囲気が変わり、どこかシックで、レトロな装いへと早変わりします。
また、飾りたい場所に合わせてサイズ感や配置なども自由自在なので、自分好みのインテリアになってくれること間違いありません。
そして次に、プレゼントとしての魅力です。
手軽に飾れて、長持ちするドライフラワーはプレゼントとして贈っても喜ばれること間違いありません。
いつもお世話になっている人や、ご友人への贈り物としてもぴったりです。
また、相手の好みに合わせたお花を選んだり、もし好みがわからない場合でも相手の雰囲気、イメージに合わせて色合いを決めることもできます。
最後にご紹介するのは、圧倒的な手軽さです。
冒頭でもお伝えしましたように、生花とは違って水を必要としないため、こまめなお手入れをすることもありませんし、長いものだと1年ほど飾っておけるものも多いんです。
忙しい日々の中でも、ストレスなくお花の魅力を楽しむことができますね。
「でも私、センスもないし…」全く問題ありません。
基本さえ押さえてしまえば、誰でも簡単に素敵なインテリアが作れてしまう、それがドライフラワーアレンジメントなんです。
まず初めに、どのお花を使うか決めていきます。
ドライフラワーとして使用しやすいのは、ユーカリやミモザといった、水分が少なく抜けやすい、丈夫な茎や枝のお花です。
そういったお花の中から、自分だけのお気に入りを見つけてみましょう。
準備するものは、選んだお花たちと花切ばさみ、お花を束ねるための輪ゴムと麻ひもだけです。
準備ができたら、作業開始。
それぞれのお花の長さや色味、その他の特徴を見比べやすいように並べ、向きを揃えて枝の部分が手前に来るよう置いておきます。
こうすることで、お花の形がわかりやすく、組み合わせ方のインスピレーションも湧いてきやすくなるんです。
ここからお花を束ねていきます。
このとき、少し長いお花などは好きなところでカットしてあげると良いでしょう。
メインになるお花を最初にとって、そのお花を中心としてスパイラルになるように巻きつけるように束ねます。
レイアウトを想像しながら束ねていきましょう。
長いものは中心付近に、短いものは外側に配置するよう意識すると、バランスよくすべてのお花が顔を出してくれます。
隣り合うお花たちが同じ質感にならないように並べると、程よくバラけた雰囲気でおしゃれな花束を演出することができます。
お花をすべて束ね終えたら、細かな向きや位置を調整し、輪ゴムで止めていきます。
このときは、中心の固定した茎に輪っかを通し、その後に外側の太めの茎に引っ掛けるよう気をつけましょう。
輪ゴムを回すときは、1周目は力を入れてきつめに、2周目からは少し力を緩めて縛っていくのがポイントです。
ここまで終われば、輪ゴムで束ねてある部分を麻ひもで隠すように上から巻き付けていきます。
輪ゴムがしっかり隠れるように巻きつけることで、見栄えも良くなり素敵な作品になってくれます。
ボタニカルな印象のドライフラワーで、お部屋を自分好みに彩ってみましょう。
④手軽で長持ち、でも美しい。
今回ご紹介したのは、ドライフラワーアレンジメントでした。
自分の好きなお花を選んでシックなインテリアにするもよし、贈る相手に合わせた雰囲気のプレゼントにするもよし。
細かなお手入れも必要ない、手軽に楽しめる「小さな自然」の完成です。
飾るだけでお部屋にふわっと新しい風が吹き込んでくるようですね。
あなたも寺谷有加先生のドライフラワーアレンジメント講座で、手軽に自然を取り入れてみませんか?