子どもを連れて久しぶりに実家に帰ったある日のこと。
私がまだ小さかったときのアルバムを見つけ、子どもと一緒に見ることに。
私も見たことのない写真を見ながら1ページずつゆっくりとアルバムをめくっていたとき、もうすぐ4歳になる息子の言葉にふと驚かされました。
「おばあちゃんはママのことが大好きなんだね!」
息子の唐突の言葉に驚かされつつ、恥ずかしさもあったのか
「そ、そうなのかもしれないね〜。」
なんてその場しのぎのことを言ってページをめくります。
息子がなぜ急にそんなことを言ったのかわからず、寝かしつけたあとに1人でアルバムを開きました。
改めてしっかり見てみると、小さいときから学生時代まで本当にたくさんの写真があります。
私が反抗期だった中学生の時の写真も。
いつの間に撮ったかわからない写真で一杯です。
「ずっと見てくれてたんだな。」
口下手でよく喧嘩もする母親だったけれど、たくさんの写真を見て、ずっと私のことを見守ってくれていたことに今更ながら気付かされます。
そんな温かい気持ちになりながら、同時にふとあることを感じました。
「あれ、自分は子どもの写真を撮れているだろうか。」
入園式や七五三のタイミングでは写真を撮ったけれど・・・
これまでに撮ってきた写真は決して多いとは言えず、ましてや何気ない日常はぜんぜん写真に残せていないことに気がついたのです。
子どもの写真を撮るのって難しい。
じっとしてくれるわけでもないし、タイミングを取るのが大変。
そう思ったことのある方は私以外にも多いと思います。
撮った写真はブレブレだったり、こっちを向いていなかったり。
せっかく写真を撮ろうと意気込んでも、うまく撮ることができないとモチベーションは続かないものです。
ただ、なんとなく写真を撮ることが上手になりたいとはずっと感じていました。
そこで今回、ママ友の紹介もあり「子ども写真」の撮り方を習ってみることに。
子ども写真の講座で習ったのは、おすすめのカメラの設定やシチュエーション、構図などさまざま。
技術的な側面だけでなく、子どもとのコミュニケーションの取り方も。
こっちを向いてくれない子どもを振り向かせたり、とびっきりの笑顔を引き出したり。
ただカメラを向けるだけだったこれまでとは違い、どうすればより良い写真が撮れるか考えることができるようになります。
写真用の表情ではなく、子どものありのままの姿を写すテクニックを学ぶことができました。
子どもの写真をうまく撮ることができるようになると、何気ない日常も少し豊かなものになります。
子どものイベントや旅行の際に写真を取るのはもちろんですが、ちょっとしたお散歩でもカメラ片手にでかけるようになったり。
おでかけがこれまで以上に楽しくなります。
何気ない日常もあとから振り返るときっとかけがいのないもの。
いつかは忘れてしまうようなそんな何気ない日常の中の1日も、写真があればその日のことを鮮明に思い出せるかもしれません。
写真をたくさん残しておくと、いつか子どもが大人になった時に「こんなことがあったんだよ。」なんて話をしながら振り返ることができます。
子ども自身は当時の記憶は曖昧なものです。
自分が小さいときの写真がたくさん残っていると当時の自分の様子を知ることができて、どこか嬉しく感じるかもしれません。
子どもが大人になると、家族で何か1つの時間を共有する機会は少なくなっていきます。写真をたくさん残しておくことで、家族でアルバムを囲む時間ができるのもとても素敵なことです。
子どもの成長のスピードは本当に速く、いつの間にか大きくなってしまうもの。
素敵なひとときの思い出を写真に残してみませんか?
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