心をととのえ、すべての所作を美しく。筆ペンで気軽にはじめられる書き方を学び、現代にも響く般若心経の教えに触れる。
※会費は日単位で計算されますので、いつ入会しても無駄なくご利用いただけます。
■ 写経の歴史について
■ 現代の写経について
■ 写経に使用する道具と置き方
■ 筆ペンの使い方
■ 写経がもたらす効果
■ とめ・はね・はらいの練習
■ 写経用紙の使い方
■ 写経体について
■ 写経のお作法について
■ 般若心経について
■ 何度も出てくる字の練習
■ 写経特有の字の練習
■ 集中するための心構え
■ 般若心経の仕上げ方
✓忙しい毎日の中にリラックスできる時間が欲しい方
✓精神的な豊かさを求めている方
✓美しい文字を書けるようになりたい方
みなさんこんにちは。
書家の観水です。
写経とは、仏教の経典を書き写す修行のひとつ。
現代では心の安定や願かけとして、一般の方にも広まっています。
写経と聞くと少し堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実はとても親しみやすいもの。
普段筆を持たない方でも気軽に取り組めますので、いっしょに楽しくお稽古していきましょう。
魅力いっぱいの写経の世界
なんとなく写経を知っている方も、その歴史や作法についてなかなか学ぶ機会がないという方も多いのでは。
この講座では、まず写経がどういったものかを簡単に解説していきます。
ただ文字を書くだけにとどまらず、そこにはいろんな魅力が詰まっているんです。
歴史や効果を知るうちに、写経の世界に惹かれていくことまちがいなしです◎
今回の講座で書くのは、初心者さんにも取り込みやすい『般若心経』。
今を生きるわたしたちへの大切な教えが、ぎゅっと凝縮されていますよ。
美文字にもつながる書き方のコツ
写経で書く字は、簡単なものから難しいものまでさまざま。
初心者さんも取り組みやすいよう、よく出てくる字を中心に練習していきます。
筆ペンを使うので、書道のように特別な準備はしなくてもOK。
最初に「とめ・はね・はらい」をしっかり学べるので、普段の美文字にもつながりますよ。
写経特有の字、難しい字もポイントをおさえれば書けるようになります。
少しずつ進めていきますので、ご自身のペースで練習してみてくださいね◎
日々のストレスが消え、心が平穏に
たくさんの字を前にすると、「こんなに書けるかな・・・」と不安になるかもしれません。
ですが心構えを整えることで、集中して取り組むことができます。
一字一字書き写すことで心を清め、日常の煩わしさから解放される写経。
書き終えたあとにはストレスが消え、心の落ち着きを感じられますよ。
静かに筆を運ぶひとときが、忙しい毎日にやさしい余白を生んでくれますように。
みなさまのご参加をお待ちしています!
全6回のレッスンで構成されています。
何度でも動画を見返すことができます。
まずは写経の歴史について学んでいきましょう。初心者さんにも取り込みやすくなっている現代の写経。使う道具と基本の書き方についても解説していきます。
〈このレッスンで学べること〉
■ 日本の写経の歴史と現代における写経文化
■ 初心者にも取り組みやすい「般若心経」の特徴と魅力
■ 写経用紙の正しいセット方法
■ 筆ペンを使った美しい文字の表現
■ 写経道具の選び方と活用法
はじめに
00:00写経の歴史と現代の写経について
00:55写経用紙の準備方法
03:18筆ペンの使い方
04:22道具箱の紹介
06:01おわりに
07:18写経がもたらす効果を知っていただき、ウォーミングアップとして「とめ・はね・はらい」を練習します。このお稽古は普段の美文字にもつながりますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 日常のストレスをリセットする写経の効果と魅力
■ 写経に適した筆ペンや文鎮などの道具の使い方
■ 「とめ、はね、はらい」の筆使いと筆圧のコントロール方法
■ 写経でよく使われる基本パーツ(さんずい、口など)の書き方
■ 美しい写経のための基礎技術と心構え
はじめに
00:00使用道具
01:28写経の魅力について
02:32点の練習
03:37横線の練習
05:04縦線の練習
06:27右ばらいの練習
07:47まがりの練習
09:05斜めの点の練習
10:294つの点の練習
11:30さんずいの練習
13:23口の練習
14:38左はらいの練習
16:40おわりに
17:38実際に般若心経を書く前に、写経用紙の使い方、写経体についてお話しします。ちょっとした写経のお作法についても触れ、どのように書くかをシュミレーションしていきましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 般若心経を題材にした写経の基本作法
■ 写経用紙の天地の構成と配置のルール
■ 写経における内題・本文・奥題の書き方の違い
■ 伝統的な写経体の特徴と末広がりの工夫
■ 誤字・脱字の正しい訂正方法
■ 完成後の取り扱いと保管方法
はじめに
00:00写経用紙について
00:51写経体について
05:31おわりに
07:12般若心経に出てくる簡単な字、何度も出てくる字を中心に解説していきます。とめ・はね・はらいを意識した書き方を一字一字じっくり確認できますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 写経用具の基本的な活用法
■ 「色」の書き方と全体バランスの整え方
■ 「空」を書く際の筆圧コントロールと美しさを追求するポイント
■ 「無」「无」「羅」「不」など写経でよく使う漢字の書き分け方
■ 筆の入れ方、はらい方など細部にわたる技術的なコツ
はじめに
00:00使用道具
00:50簡単な字を練習する
02:16写経でよく出てくる字を練習する
06:59おわりに
14:49今度は少しレベルアップして、写経特有の字、難しい字を解説していきます。見慣れない字もポイントをおさえれば書けるように。これがわかれば写経がもっと楽しくなるはずです。
〈このレッスンで学べること〉
■ 写経特有の漢字「掲諦」「減」「般」「薩」の書き方
■ 各漢字のバランスやポイントを意識した美しい書き方のコツ
■ 部首の大きさや比率調整による文字全体の整え方
■ とめはらいの表現方法と調和の取り方
はじめに
00:00使用道具
00:57「 掲諦 」 を書く
02:22「 減 」 を書く
05:50「 般 」 を書く
07:22「 薩 」 を書く
09:13おわりに
11:04いよいよ完成形を目指して般若心経を仕上げます。どこまで集中できるか、心構えをお話しますのでいっしょに進めていきましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 般若心経写経に必要な道具一式と選び方のポイント
■ 美しい文字を書くための具体的な技法
■ なぞり書きシートから本番用紙への移行方法と注意点
■ インクの調整と滲み対策の実践的なテクニック
■ 奥題・願文の書き方と写経作品の活用方法
はじめに
00:00使用道具
01:01なぞり書きシートでなぞる
02:49内題と本文を書く
08:04奥題と願文の書き方
20:10写経の保管方法
21:50おわりに
22:12
講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在3,000件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。
1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。
コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。
経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。
講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。
月額2,480円〜(税込)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。
2種類のキットを用意しています。
※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。
内容物 1〜5
内容物 1〜8
キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。
観水
kanyu_kai
A. 昔から書の世界では学書として写経をしてたんですね。私が所属する書道団体でも、小楷(小筆で書く楷書)学習の一環として、師範の看板免状の取得には写経提出が必須でした。私はそのことがきっかけで写経を始めるようになりました。
A. 実用面では、写経をするようになって、書道芸術だけでなく、実用書道も自然と身につき、のし書きや賞状のご依頼なども、自信を持ってお受けできるようになりました。芸術的な書道と違って綺麗で整った美文字の効果がありますね。
精神面では、一巻書き上げた後のスッキリ感や達成感などは計り知れませんし、集中力も身につきました。また古写経は素晴らしい料紙に書かれているので、美術館や博物館巡りの楽しみも増えました。
A. 初めての方でも筆ペンと敷き写しの手本が有れば、気楽に仕上げることが出来ます。最初は一行だけ練習、慣れてきたら二行分まとめて練習、など徐々に書く量を増やしていけば、やがて書けるようになります。筋トレやジョギングみたいですね。一枚を何日かに分けて書くような気持ちで良いと思います。やがて短時間で書けるようになります。
A. 毎日はとても忙しいです。みんなどことなく疲れてスマートフォンをいじっています。しかし、何か供養や祈願の為、作品として飾る為、美文字練習の為など何でも良いと思います。写経の時間はそんな忙しい中で立ち止まる機会を与えてくれます。1日10分、家事の合間や出勤前に筆ペンを持つ習慣がつけば、もう写経は仕上がったようなものです。心静かな時間を作ることは、疲れた心をリセットしてくれます。
日本の素晴らしい写経文化。書の上達とともに一緒に写経ライフを楽しみましょう。