文字構造を理解し、カラフルなアルファベットを楽しむ。基本ルールや美しい色の塗り方を学び、オリジナルデザインにも発展。
※会費は日単位で計算されますので、いつ入会しても無駄なくご利用いただけます。
■ 装飾イニシャルの歴史的背景
■ 中世写本の装飾技法について
■ 基本的な筆の持ち方・使い方
■ ステム(縦線)の正確な書き方
■ ヘアライン(細い飾りライン)の美しい入れ方
■ 円形と楕円形の使い分け方
■ アルファベット各文字の構造
■ 太いラインと細いラインのバランスの取り方
■ トレーシングペーパーを使った転写の方法
■ ガッシュ(不透明水彩)の適切な溶き方
■ 色ムラを防ぐ平塗りのテクニック
■ 輪郭の美しい取り方
■ 赤・金系と青・緑系の色彩配置の考え方
■ オリジナル装飾イニシャルの制作方法
✓美しい文字や装飾アートを学びたい方
✓中世ヨーロッパの文化や歴史に魅力を感じる方
✓文字デザインのスキルアップを目指したい方
✓自分だけの特別な文字で作品を作りたい方
こんにちは!
カリグラファーの河南美和子です。
この講座では、装飾イニシャル「ヴァーサル体」について学ぶことができます。
中世に本を書く際に使っていた、カラフルな文字の書き方を習得できますよ。
カリグラフィーペンは使わず、文字構造をデザインし、色を塗っていきます。
基本のルールがわかれば、ご自身でアルファベットをデザインすることもできるようになります♪
歴史的背景、アルファベットの雑学も交えて
この講座で学べるのは、ペンではなく筆を使って色を塗っていく「ドローイングレター」。
しかし絵の具の色が少ない中世の時代に、職人たちはどのようにして華やかな装飾を生み出したのでしょうか?
そんな歴史的背景や、神秘的な配色法についてもお話ししながら進めていきます。
当時は26のアルファベットの中になかったものなど、雑学的な知識も知ることができますよ。
装飾イニシャルのベースになっているのは、別講座で学べる丸い書体「アンシャル体」。
文字の構造を深く理解するために、そちらの講座から受講していただくのもおすすめです。
文字構造をしっかり理解できるカリキュラム
「こんなに素敵な文字を書けたらいいけど、難しそう…」そう感じる方も、ご安心ください◎
まずは装飾イニシャルを書くために、構造の特徴からじっくり解説します。
縦線のステムの書き方や、しなやかなヘアラインの引き方、美しい円形の作り方まで。
各アルファベットの具体的な書き方をひとつひとつ学んでいけますよ。
動画は順にステップアップしていく内容ですので、初めての方もご自身のペースで進めていただけます。
美しい文字構造が書けるようになると、次の作業がどんどん楽しくなってくるはずです♪
美しい文字に仕上げる彩色のコツ
文字構造が書けるようになったら、いよいよ絵の具で着彩をしていきます。
「ガッシュ」という不透明水彩絵の具で、溶き方から平塗りの方法、色ムラを防ぐコツまでお教えしますよ。
美しい彩りのヴァーサル体は、ロゴデザインや看板などにも活躍。
基本ルールを知っていれば、太さや縦横比を変えることによってさまざまなイメージを作ることも可能です!
絵の具だけでなく、ペンキでガラスに書いたり、色鉛筆で塗るのにもぴったりな肉厚文字。
ぜひ文字の構造を覚えて、オリジナルのアルファベット作りも楽しんでみてくださいね♪
全14回のレッスンで構成されています。
何度でも動画を見返すことができます。
中世時代から受け継がれる装飾イニシャル「ヴァーサル体」の基本構造と歴史的背景を学びます。美しい文字を書くための基本ルールを習得しましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 装飾イニシャル「ヴァーサル体」の歴史的背景
■ アンシャル体をベースとした装飾文字の基本構造
■ 縦線ステムとヘアラインの美しいバランスの取り方
■ 基本文字の正しい書き方テクニック
■ 線の交差ルールと装飾における接続のコツ
はじめに
00:00使用材料・道具
01:21ヴァーサル体とは
01:37ヴァーサル体のルール
04:22ガイドラインを書く
05:14「I」の書き方
05:47「O」の書き方
08:27直線と曲線のつなぎ方
11:56縦線と横線のつなぎ方
15:20カリグラフィーの装飾文字制作における基本ルールを学びます。直線とカーブの組み合わせによる美しいアルファベットの描画方法をマスターできますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 直線とカーブを組み合わせたアルファベット制作の基本
■ ガイドライン設定と正確な文字構造の作り方
■ 内側楕円形と外側正円のバランス調整テクニック
■ ステムとカーブの接続時における長さ変化の法則
はじめに
00:00使用材料・道具
00:57「O」を書く
01:12「Q」を書く
04:25アンシャル系の「D」を書く
07:33「I」を書く
09:07「D」を書く
10:38「B」を書く
12:45「P」を書く
16:18装飾イニシャルの基本構造を理解し、肉付けやカーブの書き方など具体的な制作手順を身につけます。線の接続方法や空間バランスまで実践的に習得しますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 装飾イニシャルの文字構造と基本的な描画手順
■ カーブと直線の接続部分を美しく表現する技法
■ 文字の内側と外側のバランスを整えるポイント
■ 肉付けの際の左右の高さを揃えるテクニック
■ しっぽやウェーブなどの装飾要素の追加方法
はじめに
00:00使用材料・道具
00:47「C」を書く
01:02「E」を書く
04:23「G」を書く
09:06「T」を書く
12:11「N」を書く
14:54「H」を書く
18:30装飾イニシャルの基本となる文字の書き方を、文字構造の理解から実践的な制作まで丁寧に解説。特徴的な形状と美しいバランスの取り方を学習します。
〈このレッスンで学べること〉
■ アルファベット装飾文字の基本構造と書き方
■ アンシャル体を基本とした美しい文字形成のコツ
■ 縦線ステムとカーブの自然な接続技法
■ 文字の内側空間を意識したバランス調整法
■ 肉付けや線の太さを統一する具体的手順
はじめに
00:00「M」を書く
00:32「R」を書く
04:07「K」を書く
06:31「J」を書く
09:17装飾イニシャル文字の構造と書き方を学びます。太線と細線のバランス調整や各文字の歴史的背景を理解しながら、美しいカリグラフィーを習得しましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 中世の人々が工夫した文字構造の理解と実践
■ ヘアラインをまっすぐに書くテクニック
■ 細いラインにも適度な肉付けをして強さを出す方法
■ 正方形をイメージした装飾イニシャルの美しい仕上げ方
はじめに
00:00使用材料・道具
00:56「U」を書く
01:11「V」を書く
03:26「W」を書く
05:03「Y」を書く
08:40「Z」を書く
11:09「L」を書く
14:18装飾文字の構造と書き方を引き続きマスター。文字の内側・外側ラインの流れや接続部の処理方法など、中世職人の技法を現代に活かすテクニックを習得していきましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ アンシャル体をベースとした書き方のポイント
■ 上下の空間バランスを意識した美しい曲線の書き方
■ 中世風の台形を活用した特徴的な書字技法
■ 装飾文字における太細のコントラスト
はじめに
00:00「F」を書く
00:28「S」を書く
02:39「A」を書く
06:29デザインしたアルファベットを作品用紙に写すトレーシング技術を詳しく解説。文字の太さ調整から転写後の仕上げまで丁寧に学習できます。
〈このレッスンで学べること〉
■ トレーシングペーパーを使った正確な転写技術
■ イニシャルデザインの作成方法とバランス調整
■ カラーボールペンと鉛筆を使い分けたトレース手順
■ 作品用紙への美しい転写と仕上げ技術
■ 色分けデザインの応用技術
はじめに
00:00使用材料・道具
00:57デザインを作る
01:22トレーシングペーパーに写す
04:25トレーシングペーパーの裏側からなぞる
07:50作品用紙に写す
10:04トレーシングペーパーをはがす
14:57Mをトレースする
15:39装飾イニシャル「K」のアレンジデザイン作成とトレーシング技術を習得。美しい作品制作の基礎を身につけます。
〈このレッスンで学べること〉
■ トレーシングペーパーを使用した基本デザインの写し取り技法
■ ジグザグパターンやカーブ分割線による装飾的アレンジ
■ 色分けデザインのための均一な白抜きスペース作成
■ トランサーを使った作品用紙への正確な転写技術
■ 仕上げと色塗り前の下準備手順
はじめに
00:00作品用紙に写す
06:36練り消しをかける
13:03おわりに
14:32文字に色をつけるとまた違った印象に。そんなアレンジも楽しんでいきましょう。不透明絵の具の準備方法と濃度調整のコツ、筆の正しい使い方をお伝えし、文字の雰囲気を崩さない美しい仕上がりを目指します。
〈このレッスンで学べること〉
■ 不透明絵の具ガッシュの溶き方
■ 色別の最適な絵の具の濃度
■ 繊細な筆の正しい扱い方と保護方法
■ 美しい平塗りを実現する技法
■ 輪郭線の書き方
はじめに
00:00使用材料・道具
00:45絵の具を溶く
01:06Aを塗る
07:18乾いたか確認する
16:24Mを塗る
17:07「K」のイニシャルを用いて、装飾文字の彩色技法を学びます。絵の具の濃度管理と筆の使い方、道具の手入れ方法まで習得できますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ ブルーから緑への色の移行テクニック
■ カーブ部分での筆使い
■ 白抜き部分を美しく仕上げるトレースラインの作り方
■ 絵の具の安全な取り扱い方法と適切な廃棄処理
■ 筆の正しい洗浄方法と穂先を整えた保管
はじめに
00:00Kを塗る
00:28筆についた絵の具を取る
10:11絵の具の保管方法
14:58おわりに
15:46これまで学んだことを使って、「THANK」の各文字を美しくデザインしてみましょう。基本構造を習得した後の応用として、縦横比を変化させる手法も学びます。
〈このレッスンで学べること〉
■ アルファベットの縦横比を変えて横幅を狭くする技法
■ 「I」と「O」を基準とした一貫性のある文字作成方法
■ トレーシングペーパーを活用したテンプレート化技術
■ 文字間のバランス調整と空間設計のコツ
■ 装飾的要素を使った文字組み合わせテクニック
はじめに
00:00使用材料・道具
00:46文字の基準を決める
01:13文字のデザインを下書きする
04:36「THANK」の文字を組み合わせる
10:59「YOU」をテーマにした装飾イニシャルのデザイン展開方法を学びます。カリグラフィーの創作スキルの幅を広げていきましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 装飾イニシャルのデザイン構成
■ 複数文字を組み合わせた美しいレイアウトの考え方
■ 文字同士のバランスと調和を保つ配置
■ オリジナルデザインを創作するためのアイディア発想法
はじめに
00:00「YOU」の文字を組み合わせる
00:40ワンポイント加える
04:35デザインを書き換える
05:21裏側をなぞる
08:47作品用紙に写す
10:43練り消しゴムをかける
17:54デザインした文字に色をつけてみましょう。輪郭線から面塗りまでの正しい筆の使い方をマスターします。
〈このレッスンで学べること〉
■ ガッシュ絵の具を使ったパステルカラーの作り方
■ 絵の具の濃度調整テクニック
■ 絵の具の乾燥による色変化への対応法
■ 輪郭線を美しく仕上げる筆先の使い方
はじめに
00:00絵の具を溶く
00:23ブルーの文字を塗る
10:27輪郭をとりながら、グリーンの文字を塗ります。完成したあとの絵の具の保管方法についても解説しますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 色を変える際の筆の正しい洗い方
■ 不透明水彩絵の具の適切な濃度調整
■ グリーン・赤・青の順番での効率的な着色手順
■ 線の交差部分を美しくつなげるコツ
■ パレットの絵の具保管方法と再利用の注意点
はじめに
00:00グリーンの文字を塗る
00:28レッドの文字を塗る
05:54細部を修復をする
11:04
講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在3,000件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。
1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。
コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。
経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。
講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。
月額2,480円〜(税込)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。
2種類のキットを用意しています。
※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。
内容物 1〜10
内容物 1〜16
キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。
河南 美和子
atelier_moonshell
A.ただデザインされた文字を写して作るのではなく、ご自分でもアレンジして文字をデザインしていける講座にしました。手で描いた文字には、デジタルには生み出せない、線の揺らぎや温かさが宿ります。ゆっくりと流れる集中する時間も、心地よい瞑想タイムとなりますように。
A. もちろん大丈夫です。筆をはじめて持つ方も描けば描くほど、ラインが美しく変化してきますよ。大人の塗り絵感覚でチャレンジしてみまよう。
A. 古くから使われているイニシャル文字ですが、古典的な使い方だけでなく、いろんなアイディアや自分らしさを盛り込んで、ゆっくり丁寧に作る贅沢な時間を楽しんでくださいね♪