四季をあじわう ミニ水彩講座 冬のお花 クリスマスローズ編 - ミルーム

四季をあじわう ミニ水彩講座 冬のお花 クリスマスローズ編

初級 イラスト・絵画 | 水彩画

シックな色合いで季節を描く、大人の水彩時間にぴったりのお花。混色や重ね塗りのコツ、ラメ絵の具を使った背景の表現も習得。

※会費は日単位で計算されますので、いつ入会しても無駄なくご利用いただけます。

学習内容

■ 使用材料と道具について
■ 試し塗り用紙の準備方法
■ 図案を水彩紙に転写する方法
■ 転写した線をなぞって下書きするコツ
■ 輪郭線を薄くする方法
■ マスキングインクの使い方
■ 背景を着彩するポイント
■ 石鹸水の替え時について
■ ウェットインウェットの塗り方
■ 透明水彩絵の具の混色方法
■ 花びらや葉をグラデーションに塗る方法
■ 色を重ねて塗るときのコツ
■ 背景の隙間の埋め方
■ 完成した絵をカットする方法

こんな方におすすめ!

✓寒い冬でもお花の美しさに触れたい方
✓透明水彩の混色や重ね塗りの表現を学びたい方
✓季節の移ろいを感じながら作品作りをしたい方

講座の紹介

こんにちは!

水彩作家の近藤朱です。



植物の美しさや季節の移ろいを、透明水彩絵の具で表現するこの講座。

今回は冬のお花として、クリスマスローズの描き方をお教えします。



うつむくように咲くクリスマスローズの姿には、控えめで凛とした美しさがあります。

飾るとお部屋が落ち着いた雰囲気に包まれる、シックなカラーの一枚を描いていきましょう。



混色や重ね塗りで気品のあるお花に

クリスマスローズ特有の、美しい花びらのグラデーション。

そんな優雅な色合いを表現できるのも、透明水彩絵の具ならでは。



きれいに塗り分けるには、塗る順序や色の作り方が大切です。

どの色を混色することでこの色合いが出せるのか、どのように塗り重ねていくのか。



下向きに咲く花の構造や色の流れにも注目して、しっかり表現できるコツをお教えしますよ。

洗練されたモチーフを通して、観察眼と表現力が自然と磨かれていく過程も楽しみのひとつです。



ラメ絵の具で華やかさを表現

今回は背景に金色のラメ絵の具を入れていきます。

ラメが入った絵の具は、使い方しだいで作品に華やかさをプラス◎



色をのせたあと、水のにじみをじっと見守るひとときは癒しの時間。

じんわりと広がっていく輝きに、だんだん心も和んでいきます。



寒い冬に咲くクリスマスローズは、希望の象徴ともされている花。

その特別な存在感を引き立てるような背景の表現を、ぜひ習得してくださいね。



四季のお花を描いて、飾る楽しみ

春のアネモネ、夏の紫陽花、秋の金木犀と続き、冬のクリスマスローズで四季の水彩が揃います。

めぐる季節に合わせて描いていくのもよし、まとめて描いて並べるのも素敵です。



花びらや葉っぱのグラデーション表現、背景の塗り方は、他のお花にも活かせる技術です。

講座で学んだ技法を活かして、他のお花にもぜひチャレンジしてみてくださいね。



ゆっくりと筆を進めながら季節の移ろいを感じる水彩画の世界。

みなさまのご参加をお待ちしています!


受講者の作品


カリキュラム

全9回のレッスンで構成されています。

何度でも動画を見返すことができます。

LESSON
1

基本のテクニックを学ぼう ①道具の使い方

基本のテクニックを学ぼう ①道具の使い方のサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用道具

    01:16
  • マスキングインクについて

    05:10
  • 水彩紙について

    06:51
  • 絵の具について

    07:50
  • 絵の具の置き方

    08:43
  • 筆の扱い方

    10:12
LESSON
2

基本のテクニックを学ぼう ②絵の具を使ってみる

基本のテクニックを学ぼう ②絵の具を使ってみるのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • カラーチャートの準備をする

    00:46
  • カラーチャートの色を塗る

    06:08
  • カラーチャートをカットする

    12:10
  • 重ね塗りの方法

    13:55
  • ウェットインウェットの方法

    15:39
  • おわりに

    17:09
LESSON
3

冬のお花・クリスマスローズ編 ①下絵の転写と下描き

冬のお花・クリスマスローズ編 ①下絵の転写と下描きのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    00:52
  • 試し塗り用の紙を準備する

    06:48
  • 下絵をトレーシングペーパーに転写する

    09:14
  • 下絵を水彩紙に転写する

    13:51
  • 下描きをする

    17:15
LESSON
4

冬のお花・クリスマスローズ編 ②背景を塗る

冬のお花・クリスマスローズ編 ②背景を塗るのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • マスキングインクを塗る

    00:42
  • 石鹸水の替え時について

    08:00
  • 背景を塗る

    08:35
  • マスキングインクをはがす

    14:54
LESSON
5

冬のお花・クリスマスローズ編 ③花の下塗りをする

冬のお花・クリスマスローズ編 ③花の下塗りをするのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 隣り合わない花の下塗りをする

    00:34
  • 残りの花の下塗りをする

    09:22
LESSON
6

冬のお花・クリスマスローズ編 ④花の色を塗る

冬のお花・クリスマスローズ編 ④花の色を塗るのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 花の手前を塗り重ねる

    00:42
  • 花の奥を塗り重ねる

    10:46
  • おしべを塗る

    13:58
  • おしべの影を描く

    18:24
LESSON
7

冬のお花・クリスマスローズ編 ⑤葉の下塗りをする

冬のお花・クリスマスローズ編 ⑤葉の下塗りをするのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 葉っぱの下塗りをする

    00:30
LESSON
8

冬のお花・クリスマスローズ編 ⑥葉と茎の色を塗る

冬のお花・クリスマスローズ編 ⑥葉と茎の色を塗るのサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 葉っぱの左側を塗り重ねる

    00:38
  • 葉っぱの右側を塗り重ねる

    12:20
  • 茎を塗る

    20:42
LESSON
9

冬のお花・クリスマスローズ編 ⑦仕上げ〜完成

 冬のお花・クリスマスローズ編 ⑦仕上げ〜完成のサムネイル

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 背景の隙間を埋める

    00:34
  • 紙をカットする

    04:03
  • おわりに

    06:36

テレビや雑誌などメディアにも紹介多数

ミルームとは

  • 魅力的な講座が、毎月続々と開講

    講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在3,000件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。

    魅力的な講座が、毎月続々と開講
  • 動画講座だから、自分のペースで受けられる

    1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。

    動画講座だから、自分のペースで受けられる
  • わからない点は、講師へ直接質問

    コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。

    わからない点は、講師へ直接質問
  • キットも購入できるため、準備が簡単

    経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。

    キットも購入できるため、準備が簡単
  • 図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード

    講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。

    図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード
  • お得な料金で続けやすい

    月額2,480円〜(税込)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。

    月額2,480円〜(税込)。お得な料金で続けやすい

キット

3種類のキットを用意しています。

※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。

  • 材料キット(¥7,780)  18
  • オールインワンキット(¥20,800)  117
  • ビギナーオールインワンキット(¥21,800)  124
キット

  • ①ホルベイン 透明水彩 5ml 各色

    19 バーミリオンヒュー/26 シェルピンク/31 ジョーンブリヤン No.1/34 イエローオーカー/37 パーマネントイエローディープ
    63 コバルトグリーン/66 パーマネントグリーン No.1/71 コンポーズグリーン/74 オリーブグリーン/75 サップグリーン
    95 バヂターブルー/112 ミネラルバイオレット/116 ラベンダー/117 ライラック/136 セピア
  • ②ホルベイン 不透明水彩 ガッシュ 日本色 彩 G892 赤金 15ml

    本講座で使う絵の具です。
  • ③ホルベイン 水彩メディウム マスキングインク/クリーナー 各1本

    マスキング用のインクと、筆に固着してしまったマスキングインクを取り除く際に用いる専用除去液です。
  • ④ねりけし

    紙を痛めずに消すことのできる練り消しゴムです。
    ※商品の在庫状況により実演のものと異なる場合がございます。予めご了承ください。
  • ⑤スーパーチャコペーパー デザイン用 片面ハンガータイプ 青 1枚

    図案を写すときに使います。
  • ⑥ナチュラルトレーシングペーパー 薄口A4 1枚

    図案を写すときに使います。
  • ⑦ホルベイン ウォーターフォード水彩紙 ホワイト ブロック 300g 中目 EHB-F2 1冊

    絵を描いていく紙です。
    100%コットンを使用しており、マスキングなどあらゆる技法に耐えうる表面強度を備えています。
    絵具の吸い込みを抑えることにより発色が良く、にじみやぼかしが美しく仕上がります。
  • ⑧図案

    キットにはオリジナルの図案が付属しています。
    ※キットをお求めでない方はダウンロードしてお使いいただけます。
  • ⑨名村 HBPデザイン平筆 4号

    背景を着彩するときに使います。
  • ⑩名村 FW 黒軸 丸筆 4号

    モチーフの着彩に使います。
  • ⑪名村 イタチ面相筆 各種

    極小/小/中
    モチーフの着彩に使います。
  • ⑫名村 マスキング筆 各種

    R-2/R-6
    マスキング液用の筆です。インクの含みや絵の具離れが良くマスキング用に厳選されたナイロン繊維を使用しています。
  • ⑬スタイラス

    図案を写すときに使います。
  • ⑭ホルベイン パレットナイフ Aシリーズ No.5

    ブロックタイプの水彩紙を剥がすときに使います。
  • ⑮ホルベイン パレット各種

    水彩パレット No.80/デザインパレット 小
    絵の具を出すパレットです。
  • ⑯ミニフレーム L判ハーフ 1個

    作品額装をするときに使います。
  • ⑰ホルベイン プラスチック角筆洗 3仕切

    筆を洗うときに使用します。
  • ⑱ジャム瓶 1個

    マスキング用の筆を洗うときに使います。
  • ⑲プラスチックスプーン 1本

    マスキングインクを入れて使います。
  • ⑳PILOT シャープペンシル S3 0.3mm

    下書きを描くときに使います。
  • ㉑カッターナイフ

    作品をカットするときに使います。
  • ㉒定規 30cm

    作品をカットするときに使います。
  • ㉓マスキングテープ 幅40mm

    絵にマスキングするときに使います。
  • ㉔カッターマット A5

    作品をカットするときに使います。

キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。


先生の紹介

近藤 朱先生|イラスト・絵画|水彩画

近藤 朱
近藤 朱先生公式インスタグラム kondo_aka

Q. 今回の講座に込めた思いを教えてください!


A. シックな色味のクリスマスローズに背景のラメ絵具で華やかな作品にしました。ラメ絵具を使ったウェットインウェットは通常の絵具とはまた違った表情を見せるので、そのにじみ方をぜひ楽しみながら体験していただければと思います。花弁は外側と内側で色のトーン差を大きくつけてあげると画面にメリハリがでます。「こんなに黒っぽい色でも大丈夫かな…」と心配せずに外側は思い切り暗い色で塗ってみましょう。


Q. 初心者ですが、大丈夫でしょうか?


A. 子供の頃、図工の授業などでほとんどの方が触ったことのある画材だと思います。ですのであまり難しく考えずに、ぜひチャレンジしてみてください。はじめは水の加減やにじませ方など、水彩特有のクセを掴むまで不安を感じるかもしれませんが、絵を描くことが好きという気持ちがあれば、徐々にその魅力にはまっていかれるかと思います。講座では道具の説明・使い方、着彩時のポイントやコツもお伝えしていますので、水彩を触ったことのない方でも作品作りが体験できると思います。
今回は春・夏・秋のお花で体験していただいたことを活かしつつ、ポイント使いで使ってきたラメ絵具の金色を背景の広い面積に使っていただきます。ウェットインウェットで思いのままに絵具をにじませて楽しんでいただきたいです。


Q. 受講される方々へ一言お願いします♪


A. 透明水彩は本当に自由な画材です。「こうでなきゃダメ!」というルールはないので、のびのびと楽しく描いてみてください。お伝えしている方法は様々な描き方の中のひとつです。まずはこの方法で基本を学んで、慣れてきたら少しずつ自分らしいアレンジを加えていってくださいね。心がときめくような風景や、大好きな花など、描きたいものを見つけたらどんどん描いてみましょう。いろいろ試しているうちに「こっちの方が描きやすい!」とか「こんな風に表現してみたいな!」というワクワクする瞬間が訪れると思います。
水彩画をつかんでいく工程は自転車の練習に似ているかもしれません。最初は補助輪があった方が安心だけれど、慣れてきたら外して自分のペースで走れるようになりますよね。 水彩画も同じで、まずは基本を身につけてからどんどん自分らしい表現方法や魅力を発見して「私だけの楽しみ方」を見つけられることを心から願っています。