金継ぎ基礎講座 - miroom

金継ぎ基礎講座

壊れても修復できる、大切な器。欠け・ひび・割れが生まれ変わる金継ぎを、便利なキットで誰でも気軽にスタート。

初級

ライフスタイル

金継ぎ

100名以上受講中

610

学習内容

■ 金継ぎとは
■ 金継ぎの仕上がりの質の見分け方
■ 金継ぎの種類とそれぞれのメリット・デメリット
■ 金粉の種類
■ 金継ぎできる素材
■ 基本的な材料と道具
■ 道具の取り扱い方
■ 器の素材について
■ 金継ぎを行う際の身支度や準備
■ 基本作業
■ 作業時の注意点
■ 金継作品の取り扱い方
■ 金継ぎの道具の洗い方・保管方法
■ 金継ぎの基本の流れ
■ 欠けを直す技法を抑える
■ 漆を流す時のポイント
■ 漆をむらなく塗る時のポイント
■ 器をずれなく接着する方法
■ 継ぎ目をきれいに整える方法

こんな方におすすめ!

✓お気に入りの器を長く使いたい方
✓日本の美意識に触れたい方
✓金継ぎの基礎知識を学びたい方
✓サステナブルな生活をしたい方

講座の紹介

皆様、こんにちは。
金継ぎ師のちまはがと申します。

この講座は、初心者の人でもご自身で器の金継ぎができるようになる講座です。

金継ぎに触れてみたい方、大切な器が壊れてしまってご自身で直したい方に受講していただきたいと思っています。



日本には、「金継ぎ」と呼ばれる技があります。
器に入った欠けやひび・完全に割れてしまった器を、漆と金で美しく直す日本伝統の技術です。

おうち時間とSDGsの高まりにより、海外からも注目されて今話題となっています。

技術を身に付ければ、お気に入りの器と悲しいお別れをしなくても大丈夫。
いつまでも、長く使っていただくことができます。

金継ぎの魅力は、破損した器を修復できるという点だけではありません。

器に金継ぎを施すと、金継ぎが良いアクセントとなって、風情のある器へと生まれ変わります。

古いものや壊れたものに、美しさを見いだす“わび・さび”。
日本特有の美的感覚ではないでしょうか。

感性と情緒に訴えかける、美しい金継ぎ。
そんな、素晴らしい技術をあなたも身に付けてみましょう。

割れたお皿がない方へ

「直したい器があるわけではないけれど、金継ぎをやってみたい!」
そんな方へ、割れた器の調達方法をご紹介します。



メルカリなどのフリマアプリで「お皿 金継ぎ用」などと検索すると、割れた器がヒットします。

今回の講座では、割れた器、欠けた器、ひび割れの入った器の修繕方法を学びますので、その3つのタイプのお皿を探してみましょう。

湯のみなど、高さのある器は初心者の方には難しいため、今回のクラスで扱うような形状を参考に探してみてくださいね。



ご自宅で楽しく金継ぎをはじめよう

「金継ぎ」と聞くと、全部が金でできているようなイメージが沸くかもしれませんね。
けれど、金を使うのはごくわずかな部分のみで、主役の材料は漆なのです。

「金継ぎってどうやるの?」
「漆って危険じゃないの?」

講座では、このような小さな疑問に対しても丁寧に解説しています。

作業を始める前に、材料や道具・注意点・作品の取り扱い方など、基礎知識を学びましょう。
初心者さんも、安心して作業をスタートして頂けますよ。



金継ぎを始めたいと思っても、材料と道具を一から揃えるのはなかなか大変。
そこで、ミルームでは金継ぎに必要な材料・道具をまとめたキットをご用意しています。

だから、あれこれ揃える手間は必要ありません。
キットが届いたその日から、さっそく金継ぎを始めましょう。



分かりやすいカリキュラム

前半ではまず金継ぎがどういうものなのかについてご説明をしていきます。

基礎知識を学んだ後は、金継ぎの3つの基本技法を学びます。

【金継ぎ基本技法】
・欠け
・ひび
・割れ

工程ごとに、その作業をする意味などもお伝えするので、ゆっくりと理解を深めながら学べますよ。



初心者さんに分かりやすい丁寧な解説を心がけていますので、安心してご受講ください。

講座終了後には、ご自身の器にあった修復方法が分かるようになりますよ。

欠けてしまっても、またお気に入りの器として使い続けられる金継ぎ。

ぜひあなたの暮らしに取り入れてみましょう。





いろいろなものが手に入る現代だからこそ、手を動かしてお気に入りを生かし続ける。

そんな体験を楽しんでいただけたらと思います。


受講者の作品


カリキュラム

金継ぎをはじめようのサムネイル

1. 金継ぎをはじめよう

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 金継ぎとは

    01:15
  • 漆とは

    02:39
  • 金継ぎの種類

    03:12
  • 金継ぎの見分け方

    05:13
  • 基本的な材料と道具

    08:36
  • 金粉の種類

    11:44
  • 金継ぎに適さない器

    13:48
  • 道具の取り扱い方

    15:05
  • おわりに

    16:20
基本作業と注意点のサムネイル

2. 基本作業と注意点

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 金継ぎを行う際の身支度や準備

    01:00
  • 器の素材について

    02:29
  • 基本作業について

    04:27
  • 金継ぎ作品の取り扱い方

    05:55
  • 金継ぎの道具の洗い方・保管方法

    07:19
  • 器の保管方法

    10:29
  • おわりに

    12:57
欠けを直す方法のサムネイル

3. 欠けを直す方法

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:58
  • マスキングテープで養生する

    07:42
  • 断面を荒らして漆を染み込ませる

    11:58
  • こくそ漆を作る

    16:16
  • こくそ漆で欠けを埋める

    25:03
  • 削って形を整える

    29:59
  • 錆漆を作る

    44:31
  • 錆漆を塗る

    49:07
  • 下塗りについて

    54:55
  • 表面を滑らかに整える

    63:19
  • 下塗り

    75:32
  • 漆を使った道具の洗い方

    83:35
  • 磨いて表面を整える

    88:03
  • 中塗り

    96:01
  • 磨いて表面を整える

    102:24
  • 絵漆を薄くまんべんなく塗る

    107:23
  • 金粉を蒔く

    115:38
  • 汚れを拭き取る

    122:34
  • 完成♪

    123:24
ひび割れを直す方法のサムネイル

4. ひび割れを直す方法

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:36
  • ひびの周りを養生する

    06:04
  • ひびに漆を流し込む

    08:44
  • 下塗りについて

    22:06
  • やすりで継ぎ目の上を荒らす

    28:11
  • 下塗り

    33:03
  • 磨いて表面を整える

    48:36
  • 中塗り

    53:33
  • 磨いて表面を整える

    61:09
  • 絵漆を薄く塗る

    66:15
  • 金粉を蒔く

    71:47
  • 汚れを拭き取る

    80:10
  • 完成♪

    82:46
割れを直す方法のサムネイル

5. 割れを直す方法

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:56
  • 破片の角を面取りする

    07:34
  • 断面を荒らして漆を染み込ませる

    13:08
  • マスキングテープで養生する

    18:03
  • 破片を接着する

    22:42
  • 余分な漆を削る

    37:52
  • 錆づけ

    43:05
  • 下塗りについて

    54:58
  • 表面を滑らかに整える

    61:31
  • 下塗り

    75:54
  • 磨いて表面を整える

    93:43
  • 中塗り

    102:04
  • 磨いて表面を整える

    111:31
  • 絵漆を薄くまんべんなく塗る

    116:08
  • 金粉を蒔く

    121:06
  • 汚れを拭き取る

    129:26
  • 完成♪

    131:36

テレビや雑誌などメディアにも紹介多数

ミルームとは

  • 魅力的な講座が、毎月続々と開講

    講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在2,500件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。

    魅力的な講座が、毎月続々と開講
  • 動画講座だから、自分のペースで受けられる

    1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。

    動画講座だから、自分のペースで受けられる
  • わからない点は、講師へ直接質問

    コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。

    わからない点は、講師へ直接質問
  • キットも購入できるため、準備が簡単

    経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。

    キットも購入できるため、準備が簡単
  • 図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード

    講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。

    図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード
  • お得な料金で続けやすい

    月額2,980円(税込3,278円)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。

    月額2,980円(税込3,278円)。お得な料金で続けやすい

キット

2種類のキットを用意しています。

※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。

  • 材料キット(¥18,800)  18
  • オールインワンキット(¥20,800)  117
キット

  • ①生漆 6.5g入

    講座で使用する漆です。
  • ②絵漆 8.5g入

    講座で使用する漆です。継ぎ目を整える際に使用します。
  • ③純金消 正一歩 0.4g

    講座で使用する金粉です。
  • ④黒呂色 6.5g入

    講座で使用する漆です。継ぎ目を整える際に使用します。
  • ⑤赤砥の粉 約10g

    漆と混ぜてパテのように使用します。
  • ⑥欅木の粉(細口)約10g

    漆と混ぜてパテのように使用します。
  • ⑦薄力粉 約10g

    漆と混ぜて接着剤として使用します。
  • ⑧真綿 約2g

    金粉を蒔く際に使用します。
  • ⑨耐水ペーパー #800 約5cm角 5枚

    表面を整える際に使用します。
  • ⑩超精密研磨フィルム #2000 約5cm角 5枚

    表面を滑らかにする際に使用します。
  • ⑪マスキングテープ 9mm幅

    養生する際に使用します。
  • ⑫インターロン水彩筆 417 スクリプト 2/0号

    作業で使用する筆です。
  • ⑬ダイヤモンドヤスリ

    断面を削る際に使用します。
  • ⑭1/10スプーン

    粉類を計量する際に使用します。
  • ⑮プラスチックヘラ

    材料を練る際に使用します。
  • ⑯障子紙用丸刃カッター

    表面を整える際に使用します。
  • ⑰アクリル板 3mm厚 100mm×100mm

    漆を出すパレットとして使用します。

キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。


先生の紹介

ちまはが先生|ライフスタイル|金継ぎ

ちまはが先生
ちまはが先生公式インスタグラム chimahaga

インタビュー

Q. 先生が金継ぎを始めたきっかけは何ですか?


A. 陶芸を嗜む友人が自分のために作ってくれた器を飼い猫が割ってしまったのですが、どうしても捨てられず、もう一度使えるようにと金継ぎを独学で始めたのがきっかけです。


Q. 先生が思う金継ぎの魅力は何ですか?


A. 金継ぎでは、直した後にできた継ぎ目などのことを「景色」と呼ぶことがあります。ただ破片を繋げるだけの修理にとどまらず、その傷跡さえも愛着の持てる「景色」として楽しめるのが金継ぎの1つの魅力だと思っています。


Q. 初心者ですが、大丈夫でしょうか?


A. どうしても細かな作業が多くはなりますが、できるだけ丁寧に解説しておりますので初心者の方でも金継ぎを楽しんでいただけると思います。


Q. 受講される方に一言お願いします♪


A. この講座で基本的な技法を学べば、受講後も暮らしの中で金継ぎを楽しんでいただけるようになるかと思います。ぜひこれを機に、繕う暮らしを始めてみませんか?