温もりと残す うちの子刺繍講座 短毛の子編

刺繍が今回初めてという方でも大丈夫です。まずはこの講座で使う材料や道具のご紹介から始めます。どんな時にどのような用途で使うのか、一つずつご紹介します。作業前に予め目を通して、不安を解消していきましょう♪

短毛種は、筋肉やシワの陰影の表現をしっかりつけるのがポイントになってきます。まずは、毛流れ練習用の図案に線を描き込みながら、毛流れや肉付きを意識してみるところから始めましょう。ここでの観察が、実際に刺繍していく際にも役立ちますよ。

実際の作品の刺繍作業を始める前に、小さな丸を書いてその中に短毛の子の毛流れを練習していきましょう。まずは、シワや影のように見える部分からステッチを入れていきます。

シワや影のように見える部分のステッチができたら、短毛の子の毛流れを表現するステッチを行います。筋肉やシワのある部分を表現するコツを学んでいきましょう。

ここからは、キーチャームにする短毛の子の刺繍を行っていきます。モデルとなるお写真をご用意していますが、ご自身の愛犬のお写真を使って下絵を描いていただいてももちろん大丈夫です！下絵はあくまでも目安なので、あまり神経質になりすぎず、目鼻口の位置をおおまかに描く気持ちで下絵を完成させていきましょう。

下絵が描けたら、布に描き写してアウトラインを刺していきましょう。輪郭や目の下、耳の部分のアウトラインは糸を1本取りで縫っていきます。アウトラインの刺繍が終わったら、写真と見比べて足りない部分がないか確認しておきましょう。

アウトラインが刺繍できたら、目、鼻、口を刺繍していきます。目はお顔の印象を左右する大事な部分なので、よく観察してから縫っていきましょう。糸の色を選ぶときのポイントもお伝えしていきますよ。

次に口、舌、歯の部分の刺繍をしていきましょう。口の中の色は使い分けが難しいですが、自然な色味になるように縫う順番やコツをご紹介していきます。色の変化が多いですが、丁寧に縫い進めていきましょう。

次は口の周りやお顔のシワを縫っていきましょう。色の違う糸で重ねて縫うことで、より立体感を表現することができます。ちょっとしたひと手間ですが、よりリアルに仕上げるために丁寧に刺繍をしていきましょう♪

続いておでこや目の周りなどの、細部の表現を加えていきましょう。毛流れや向きを意識して縫っていくのがポイントです。目の周りの膨らみを表現するためのコツもお伝えしていきますよ。

次にシワや陰影をつけていきます。短毛の子ならではの表現になるので、ポイントをおさえながら刺していきましょう。お写真と見比べながら、丁寧に刺してくださいね。

いよいよ完成が近づいてきました。最後に全体の微調整をしていきましょう。肉付きや立体感の調整をしていくときのポイントを解説していきます。
何度も写真と見比べて、丁寧に仕上げていきましょう♪

完成した短毛の子刺繍を、キーチャームへ仕立てていきましょう。まずは生地をカットしていきます。可愛いうちの子の名前も刺繍していきますよ♪名前を刺繍するときのコツもご紹介します。

いよいよリボンを縫い付けて、キーチェーンを取り付けたら完成です。うちの子とお散歩するときのポーチに取り付けたり、通勤通学のカバンに付けていつでもうちの子と一緒の気分が味わえるチャームになっていること間違いなしです♪