華心穏〜Hanashion〜
今回は、制作前から晒しについて先生からご指導いただきました。とても丁寧で優しく教えてくださり、勉強にもなりましたし、色々とチャレンジできた作品になりました。ありがとうございました。晒は結局、特岡を使用しました。縁取りはホビーラホビーレさんの単色を使いました。網代の文様もはじめはホビーラホビーレさんの糸を使って刺していたのですが、どうしても針を抜くのに力が必要で、きつかったです。刺し間違えに気づいたことをきっかけに、もう一度刺し直そうと思い、文様部分は一度糸を抜きました。針を手縫い針に、糸を作家さんの手染め糸の20/3に変えました。とても楽に刺すことができました。段染め糸で、とても柔らかい色味です。お手本とは全く違った糸にしてしまいましたが、優しい色味で、とても気に入っています。制作後に手洗いをしたのですが、その時点でやはり糸端がチョロチョロと出てきてしまった箇所があり、縫い始め、縫い終わりの処理は改善したいなと思いました。斜めの糸こきはやはり難しかったです。所々糸がぷくぷくと浮いてしまいました。ただ、糸こきの時、「布を引っ張るのではなく、糸に意識を向ける」という言葉を常に頭に置いてすすめることはできました。指の腹で糸を感じて、布を振って整えるという作業は繊細ですが、布を振る音が心地よく、楽しかったです。さっそくお皿拭きに使ってみています。手触りが柔らかく、しっかりとしたパリッとしたふきんです。確かに、通気性の面で言うと、文のほうが良いのかなと思いました。方眼の幅を変えるだけでも、また違った網代が刺せるのではないかと思い、また復習で刺してみたいと思っています。
2022/09/10
いちきゆきこ
華心穏さん、ご受講ありがとうございました。目の詰まった特岡晒でここまでの完成度、お疲れ様でした。布と針、針と糸の相性を合わせるのはとても大切なことですね。ご自身で感じ取っていただけたことは今後の上達に一歩近づけるのではないかと思います。刺し始めと刺し終わりの糸端が出てきてしまった箇所があるとのことですが、ご自身で解決できそうでしょうか?もしお写真を添付していただけるようでしたら、アドバイスできるかもしれませんのでもしご希望でしたらご返信でお知らせください。水回りでは、文が使いやすいかもしれませんが、カバーや小物には岡も使いやすいと思いますので、またお気に入りの細糸で楽しんでくださいね。今回は方眼線の間隔を1.5cmにして図案を引きましたが、よく刺し子の本などで見かける2cmも少しぽってりしていてかわいい模様です。色々とお試しになってみてください。お疲れ様でした!
華心穏〜Hanashion〜
コメントありがとうございます。刺し始める前にご相談しておいてよかったです。道具の相性を見極めるのも、キレイな作品を仕上げるのにとても大切なことですよね。糸端のことですが、改めてチェックしてみたところ、出ていた糸が引っ込んでいました!使っているうちに、布と布の間に収まったようです。使うほどに馴染んでゆくのですね✨質問2つあります。まず、糸替えの時ですが、新しい糸で刺し始めるとき、古い糸を割るようにして、抜けないようにしています。太糸だと、布の間の古い糸を重ねて刺すことはそんなに難しくないのですが、今回のように20/3など、細糸の場合、糸を割るのがとても難しかったです。動画を見ていると、あまり意識せずにすすめているように見えますが、古い糸を割ってはいないのでしょうか?それとも、技術が上がれば難なく糸を割れるようになるのでしょうか?もう1つ、針目についてですが、今回の網代は最後の方では針目が揃ってきました。ですが、私の心地よい運針の幅が3.5mmくらいになることが多いです。4㍉に近くなることもあります。2〜3㍉が良いとされていると思いますが、3.5㍉はやはり大きすぎるでしょうか?ご指導いただきたら嬉しいです。よろしくおねがいします。
いちきゆきこ
糸端の処理の件、解決したようで安心しました。糸端をカットする際は、糸切ばさみの刃を寝かせて糸を軽く引っ張りながら根元でカットすると収まりがいいと思います。特岡で目が詰まっているのでカットした糸端が布の間に収まりにくいこともあると思うので、糸端が出ていてはいけないということはありませんのでご安心ください。◆ご質問①について細糸は撚られている糸の本数が少ないので太糸に比べると針先で救える糸が少なく、糸を割ることが難しいかもしれませんが、糸のどこかが引っかかっていれば問題ありません。厳密に割れていなくても、本返しの要領で古い糸に新しい糸が絡まったり重なっていれば糸は抜けにくくなります。針先が鋭い針を使うと細糸でも割ることができると思いますが、あまり神経質に行わなくても大丈夫です。水洗いしていくと布が締まっていくのでより抜けにくくなっていきます。◆ご質問②について針目の大きさは、人の性格と同じで個性が一番出るところなので、ご自身のお好みの大きさで刺してくださって構いません。ただ、同じ模様のなかで2mmの針目・5mmの針目が混在すると不揃いさが強調されて出来上がりの印象を左右しますので、大きくても小さくても均一になることを心がけるとよいと思います。シンプルな模様や厚地の時は少し大きめに、込み入った模様や薄地に刺すときは少し小さめにすると、模様の表現に幅が出ると思います。投稿してくださったお写真を拝見すると、表の針目が少し長くなるように意識して刺されているようですね。私は、表も裏も針目の同じくらいの大きさで刺すので針目が小さく感じられるかもしれません。表裏同じ大きさで刺しても、糸が出ている方が盛り上がって立体的に見えるので少し大きめに感じると思います。ご自身での今できる範囲で均一にさせれば問題ありません。均一に刺そうと心がけてもそうならないところに手縫の良さがありますし、ゆらぎととらえていただければと思います。指ぬきを使って運針ができるようになると針目がより揃うようになると思うので、ご興味がありましたら練習してみてください。
華心穏〜Hanashion〜
質問にご回答いただき、ありがとうございます。①本返しの要領で縫っていけば、自然と布の間で糸が絡まり合ってくれるのですね。それだけで抜けてこないというのが、私にはまだ不安なんです。でも、ミニハンカチでも、網代でも実際に使ってみて糸端が出てこないのですから、先生のおっしゃるとおり、あまり神経質にならずに、丁寧に針をすすめるように心がけてやってみます!②私の針目は、確かに表が長く出るように刺しています。図案入りふきんをよく刺すので、それが自然な運針のリズムになっているようです。ミニハンカチの時は、角に合わせて、手前から針目を調節することに注力していたため、針目が揃わないことが多かったのですが、今回は、はじめこそバラつきがあったものの、最後には同じ針目になってきたように感じました。図案によって、大きめに刺したり、小さめに刺したり、使い分けをするのも良いのですね☆指ぬきはとても難しいです。まず、針のお尻がちゃんと指ぬきに固定されません。ぐらぐらとしてしまいます。今、次の課題の米刺しを刺していて、直線が多いので、少しずつですが、練習してみようと頑張っているところです。ちなみに、米刺しのコースターは追加で4枚作りました。(レッスンで色違いを2枚作ったので、計6枚です)糸こきをちょっとサボったものは、やはりサボった結果がよく出て、布が縮みました💦「糸こきを制するものは刺し子を制す」まさに名言!(ライブ配信のアーカイブを拝見しました。)丁寧にしないとダメですね。ちなみに、網代からスタートしたレッスンのほうでは、ライブ配信はなかったのでしょうか?私のミルームの使い方が下手でアーカイブが発見できていないのなら探してみたいのですが?たくさんのことを教えてくださり、本当にありがとうございます❤
いちきゆきこ
指ぬきを使った運針は、ご興味がありましたら練習して見てくださいね。ライブ配信は、しばらく行うことができていません💦またの機会にはと思っています。平日の昼間配信が多くなると思いますが、その際はお時間合えばぜひご覧ください。熱心に受講してくださりありがとうございます☺️