油絵の仕上がりを左右する「色の混ぜ方」を練習しながら、油絵の基礎を身に付けていきます。
友清大介先生
イラスト・絵画
油絵
PDF資料あり
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■色の三原色について
■トーンを一定に保ちながら色を変化させるためのコツ
■油絵を描くときの方法・流れ
■赤色を中心に描くときの光と影の捉え方
■黄色を中心に描くときの光と影の捉え方
■リアルに描くための色使いのコツ
■オレンジ色を中心に描くときの光と影の捉え方
■緑色を中心に描くときの光と影の捉え方
■むらさき色を中心に描くときの光と影の捉え方
皆さんこんにちは!
画家の友清大介です。
この講座は、油絵の魅力をじっくり楽しみながらスキルアップを目指す講座です。
油絵とは、顔料と油を練り合わせた絵具を使って描かれた絵画のことです。
その油絵具は、酸素を吸収して時間をかけてゆっくり乾燥していく性質があります。
水彩やアクリル絵具のようにすぐに乾かないのは、デメリットのようにも感じますが、じっくり時間をかけて描けるという油絵のメリットにも繋がっています。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」もこの油絵の利点を活かし、絵具のぼかしを最大限に用いて描かれています。
その一方で、モネの「睡蓮」のように自然の光の移ろいを瞬間的に捉えようと短時間で描かれることもありました。
油絵は各時代によってその表現も変わる普天的な画材であり、現在も最もポピュラーな絵画技法として多くの人々に親しまれています。
色について学ぶところから始めよう
油絵においては、絵の具の色をそのまま使うことは少なく、色を混ぜながら描いていくことがほとんどです。
例えば、りんごを描く場合、光と影を表現するために赤色を少しずつ変化させながら描いていくことで、立体感のある一枚に仕上げていきます。
そのため、色の理解を深め、自分の作りたい色を作れるようになることが、油絵を始めるための初めのステップとなります。
これほど複雑そうに見える一枚でも、実際に使っている絵の具はほんの数種類なんですよ。
色を混ぜるテクニックを抑えておくことで、色表現の幅がぐっと広がり、スキルアップへと繋がります。
もちろん、リアルさを表現するための描き方にも触れながらレッスンしていきます。
5色にフォーカスしたカリキュラム
初心者さんも安心してご参加ください。
各回、「赤」「黄色」「オレンジ」「緑」「むらさき」の中から1色をテーマにしてレッスン。
着実にステップアップできるようなカリキュラムとなっています。
今回は皆さんに、私が描いたフルーツのPDFを、データでお配りします。
まず最初は動画と同じように描いてみることで、ポイントをつかんでいただきやすくなっています。
出来上がった絵は色のサンプル帳に
キットに、描いた絵を記録できるノートがついています。
描いた絵を貼った後に、日付・使った絵の具の色・メモを残しておくことができるものです。
このように色ごとに描いたものを記録しておくと、今後ご自分で描きたい作品が出てきたときに何色を使うと良いかのガイドになります。
つまり、混色の基礎を学びながら色のサンプル帳を作ることができるのです♪
色についてじっくり学んでいくことで、講座が終了するころには油絵がより身近に感じる存在になっていることでしょう。
想像もしていなかった色が、出来上がる過程は発見の連続。
ぜひ、油絵の色の世界を楽しみましょう♪
✓油絵が初めての方
✓じっくり楽しむ趣味を見つけたい方
✓絵を飾る暮らしを楽しみたい方
✓絵を描くのがお好きな方
全6回のレッスンで構成されています。
何度でも動画を見返すことができます。
最初のレッスンはどのような色があるのかを知るところからスタート。たったの4種類の絵具を使って、色を作る練習をしていきます。出来上がったカラーチャートは今後作品を描く上での色見本として使うことができます。
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
02:04色相環のフォーマットを描く
03:46キャンバスペーパーのはがし方
08:34階調表のフォーマットを描く
09:55色の三原色について
13:16絵の具を準備して三原色を塗る
17:48二次色を塗る
26:21中間色を塗る
30:29階調表の端の行に白と濃いグレーを塗る
36:02三原色の階調を作る
44:20二次色の階調を作る
51:00完成♪
59:21階調表を参照して色を作る方法
59:27まとめ
63:42続いては実際に1枚の絵を描くレッスンです。今回のテーマは「赤」。入手しやすいフルーツミニトマトを題材にして色々な赤を表現する方法を学んでいきます。出来上がった絵はレッスンに添付されている記録用のPDFに貼り付けて記録を残しましょう。
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
01:30トマトの配置について
04:19キャンバスペーパーにフォーマットを書く
06:30下絵を描く
07:10粗描きをする
10:42中描きをする
24:30ハイライトを入れる
29:47細かい色味を表現する
33:25へたを描く
35:57細部を描き込む
42:11キャンバスペーパーをはがす
50:04カットして台紙に貼る
51:19完成♪
53:02続いてのテーマは「黄色」。バナナを題材にして様々な黄色の表現方法を学んでいきます。前回のレッスンで学んだ内容の知識も活かしながら描いていきましょう。
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
01:28バナナの光源について
03:47キャンパスペーパーにフォーマットを書く
05:25下絵を描く
06:13粗描きをする
08:17色味を加えて形を整える
20:58細部を描き込む
29:22完成♪
35:08続いてのテーマは「オレンジ」。マンダリンオレンジを題材にしてオレンジ色の表現方法を学んでいきましょう。今回はこれまでと少しレベルアップして皮がむけた様子を描きます。よく観察して描く方法についても学んでいきましょう。
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
02:25みかんの構図について
04:47キャンバスペーパーにフォーマットを書く
07:22下絵を描く
07:52皮外側の明暗を描く
11:11果肉を塗る
15:26皮の内側を塗る
18:37布と影を塗る
21:11ヘタの周りを描き込む
28:57皮の断面と実を描き込む
35:14皮の内側を描き込む
43:44外皮を描き込む
52:13輪郭を整える
58:08完成♪
63:25続いてのテーマは「緑」です。ライムを題材にして緑色の表現方法を学んでいきます。今回も前回と同じ用に皮をむいた様子を描いていきますが、さらにレベルアップして渦巻状態になった皮を描いていきます。
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
02:05ライムの皮を剥く
04:25ライムを配置する
06:54キャンバスペーパーにフォーマットを書く
08:58鉛筆で下絵を描く
09:39油絵の具で下絵を描く
13:03ライムの土台の色を塗る
15:50空間を塗る
24:49ライムに明暗をつける
28:42果肉の中描きをする
34:55薄皮の中描きをする
38:34外皮の中描きをする
41:19外皮の内側を描き込む
44:25輪郭を整える
46:02果肉の質感を描き込む
50:08薄皮と外皮の質感を描き込む
57:52カットして台紙に貼る
63:36完成♪
66:19最後のテーマは「むらさき」。プルーンを題材にしてむらさき色の表現方法を学んでいきましょう。最後のレッスンになりますので、これまで学んだことを復習するようなイメージで描いていきましょう。
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
01:20使用する写真について
03:41キャンバスペーパーにフォーマットを書く
05:23鉛筆で下絵を描く
06:07油絵の具で下絵を描く
08:09粗描きをする
09:45中描きをする
20:37仕上げ
34:40カットして台紙に貼る
49:23完成♪
51:33ご契約期間内はいつでもどこでも
繰り返し受講できます。
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※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。
※お申し込み完了直後にキットをご購入いただいた場合、キットの発送日が契約開始日となります。
キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。
友清大介先生
daisuke_tomokiyo
皆さんこんにちは。画家の友清大介です。
これまで油絵のレッスンを行って参りましたが、すでに油絵を始めた方もこれから始める方にも、じっくり色と向き合う機会をぜひ作っていただきたいと思い、「混色」をテーマに講座を開講することとなりました。
油絵には様々なテクニックがありますが、色を作ることもその一つです。
色の表現が豊かになるとその分だけ作品にリアリティが増します。
最初は感覚を掴むのに少し戸惑う所もあるかもしれませんが、最低限の色数でシンプルにレクチャーしていきますので心配無用です。この内容が理解できればどんな色でもコントロールできて思いのままの色作りを楽しめるようになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
A. 初めての方もご安心ください。もし油絵が初めての方は、講座が開講するまでの間に、すでに配信しているレッスン「油絵絵具の使い方」「絵画における明暗の基礎」「油絵具混色の基礎」を受講しておくとより理解が深められると思いますので、ぜひご覧ください。
A. 今回は色がテーマですので、絵はさほど重要ではありません。また、僕が実際にレッスンを撮影するときに題材としていたフルーツの様子が写真になってそのまま皆さんのお手元に届きますので、僕と一緒のものを描くようなつもりで大丈夫です。安心してご参加ください。