ゴシック体への過渡期に生まれた、やわらかなイメージの書体。連結文字や古典的な装飾を学び、グラデーションで表現を広げる。
※会費は日単位で計算されますので、いつ入会しても無駄なくご利用いただけます。
■ カリグラフィーペンの正しい持ち方
■ 40°のペン角度の維持方法
■ ガイドラインの書き方
■ 新しいペン先の処理方法
■ インクの準備と使い方
■ プロトゴシック体の歴史的背景と特徴
■ グループごとに分けた書き方練習
■ 特殊文字を美しく書く方法
■ ハーフrやロングsの使い方
■ 大文字の装飾的な書き方
■ 文字内側の白い空間の調整方法
■ 隣接文字間のスペーシング技術
■ 美しい文字配置のコツ
■ 小さなペン先での精密な書字方法
■ 絵の具を使ったグラデーション作品の作り方
■ 絵の具の濃度調整方法
■ 連結文字「リガチャー」の書き方
✓美しい手書き文字を身につけたい方
✓伝統的な書体の歴史と技法を学びたい方
✓カリグラフィーを通じて表現力を向上させたい方
こんにちは!
カリグラファーの河南美和子です。
この講座では、10〜12世紀にかけて発展した「プロトゴシック体」を書いていきます。
柔らかいイメージの残る伝統的な書体を、基礎から丁寧に学べますよ。
初めての方でも安心してスタートできるよう、道具の準備から分かりやすく解説します。
受講を終える頃には、お好きな文章を美しく書けるようになっているはずです♪
歴史ある書体の魅力にふれよう
「プロトゴシック体」は、カロリング体からゴシック体への過渡期に生まれた特別な書体。
丸みを残しながらも、幅の狭い垂直な文字が特徴です。
過渡期に小文字だけでなく大文字もできたこの書体を、一文字ずつ丁寧に学べるのがこの講座の魅力。
形ごとのグループに分けて、わかりやすく習得できますよ。
重要なガイドラインの理解や、ペン角度の維持などの基本からじっくり解説。
美しく歴史あるプロトゴシック体の世界を、ご自身のペースで堪能していただけます♪
文字を美しく並べて書くコツ
カリグラフィーは文字をきれいに書くことも大事ですが、それ以上に文字の並べ方も大事。
文字と文字の間をそろえる「スペーシング」をマスターすることで、初めて文字が美しく見えてきます。
プロトゴシック体は縦ラインが並んでいくので、スペーシングの理解は比較的簡単。
さまざまな単語を例にしながら、バランスをとるコツをお教えしますよ。
文字同士をつなげて書く連結文字「リガチャー」もご紹介。
古典的な文字の使い方、アンティーク風になる書き方にもぜひチャレンジしてみてくださいね!
もっと広がる表現
簡単な文章を書いてみたり、有名なサン・テグジュペリの言葉を書いてみたりしながら、楽しく練習していきます。
最後には、絵の具を使ったグラデーション作品にも挑戦します。
ペン先に絵の具を入れる方法、濃度の調節方法などを学びながら書く、色とりどりの文字。
黒インクで書いているときとはまた変わった気分で、書くことを楽しめますよ。
中世ヨーロッパで生まれた、神秘的なプロトゴシック体の世界。
みなさんもその歴史を感じながら、美しい文字を体験してみませんか?
全16回のレッスンで構成されています。
何度でも動画を見返すことができます。
カリグラフィーの基礎となるペンの持ち方、角度設定、ガイドラインの引き方を学びます。プロトゴシック体を学ぶ前に必要な事前準備をしていきましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ プロトゴシック体の歴史的背景と書体の特徴
■ カリグラフィー用ペン先の正しい取り付け方法
■ 新品ペン先のワックス除去とメンテナンス
■ インクの種類と劣化防止のための保管方法
■ ガイドラインの構成
はじめに
00:00使用道具・材料
00:52プロトゴシック体とは
01:54テキストについて
03:38書き始めの準備をする
06:42カリグラフィーペンの正しい持ち方から3つの基本ストロークまで学びます。美しい文字を書くための土台となる基礎技術を丁寧に解説しますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ カリグラフィーペンの正しい持ち方
■ インクの適切な付け方
■ 基本的な斜線と縦線を組み合わせた練習ストローク
■ 文字のアーチ部分を美しく書くテクニック
■ セリフという装飾を加えた縦ラインの書き方
■ ペンの手入れ方法と正しい保管の仕方
はじめに
00:00ストローク練習①直線
00:29ストローク練習②アーチ
09:05ストローク練習③セリフ
11:06ペンの洗い方と保管方法
13:22おわりに
15:28プロトゴシック体の「n」グループ文字の書き方を学習。45°のペン角度と丸いアーチの統一性を重視した練習です。
〈このレッスンで学べること〉
■ 45°のペン角度を維持した基本的なストローク技術
■ 内側の白い空間を意識した美しいレタリング技法
■ アーチ形状やカーブを自然に書く方法
■ アセンダー・ディセンダーを含む文字構造の理解
■ 専用ガイドラインを使った効率的な練習方法
はじめに
00:00使用道具・材料
00:43nのグループについて
02:14練習①i・j・n・m・h
02:52練習②u・y・v・w
11:21おわりに
17:58「o」のカーブをベースにした小文字グループの基本形を学びます。内側の白い空間を意識した美しい文字の書き方をマスターしましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 「o」のカーブを基本とした小文字の書き方テクニック
■ 文字内側の白い空間を意識したバランス調整法
■ ペン先のエッジを使った美しいカーブの書き方
■ プロトゴシック体の基本構造と文字幅の統一
はじめに
00:00使用道具・材料
00:41oのグループについて
01:42練習①o・c・e・t・d
02:43練習②l・b・q・p・g
11:11おわりに
19:11ガイドラインに沿って残りの小文字アルファベットを練習していきます。ペン角度の調整や文字バランスなど、美しいプロトゴシック体の技法が身につきますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ ハーフ「r」やロング「s」など古典的な文字形式の書き方
■ 各文字に適したペン角度の調整方法
■ セリフの作り方と文字バランスを整えるポイント
■ ガイドラインを活用した正確な文字配置
はじめに
00:00使用道具・材料
00:36練習①a・k・r・s
01:37練習②f・t・x・z
09:29おわりに
16:04プロトゴシック体の大文字「A」〜「L」までを実際にペンで書きながら学習します。文字の高さ統一や装飾セリフの書き方など、美しい大文字を書くためのテクニックを習得できますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ ペン角度40°の維持方法
■ 小文字との組み合わせを考慮した文字バランス
■ ラスティック体をベースとした装飾的セリフの書き方
■ 各文字特有の構造と形の特徴
■ ガイドラインを活用した文字の高さ調整
はじめに
00:00使用道具・材料
00:45練習①A〜F
01:46練習②G〜L
08:36プロトゴシック体の大文字「M」〜「Z」の基本形と装飾的な書き方を学びます。引き続きバランスの良い美しい文字を書くテクニックを習得しましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 各文字の特徴的な形状とバランスの取り方
■ 装飾的な飾りラインの効果的な活用法
■ セリフやカーブの美しい表現テクニック
■ 文字間のバランスを保つ配置のコツ
■ シンプルな形から自分なりのアレンジへの発展法
はじめに
00:00練習③M〜Q
00:25練習④R〜Z
05:09おわりに
16:49これまで学んだことを活かしながら、カリグラフィーにおける美しい文字配置の核心となる「スペーシング」の基本原理を学びます。単語を使って実践的に文字間隔の調整技術を習得できますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 隣接文字との間隔調整方法
■ 実践的なスペーシング練習
■ 「A」や「S」など特殊文字における視覚的空間の判断
■ 長い単語を書く際のバランス調整
はじめに
00:00使用道具・材料
01:02スペースの取り方
02:03スペースの取り方
03:32おわりに
11:53大文字と小文字を組み合わせた12ヶ月の月名を書いてみましょう。これまで学んだ美しい文字配置とスペーシングの技術を実践的に習得します。
〈このレッスンで学べること〉
■ 大文字と小文字を組み合わせた美しい単語の書き方
■ 文字間のスペーシングとバランスを整える技術
■ 1月から12月までの月名を使った実践練習
■ ペン角度の調整とリタッチによる修正方法
■ 長いラインを安定して書くための呼吸法
■ 各文字の特徴を活かした統一感のある書体表現
はじめに
00:00使用道具・材料
00:48大文字小文字の書き方のコツ
01:49練習①January〜March
02:30練習②April〜September
08:47練習③October〜December
17:11おわりに
23:27応用編として、プロトゴシック体の「連結文字」と「特殊文字」の書き方を学びます。ハーフ「r」やロング「s」などの古典技法を、実際の単語練習で習得できます。
〈このレッスンで学べること〉
■ 古典カリグラフィの連結文字技法
■ ハーフ「r」、ロング「s」、リガチャーの書き方
■ 全体のリズムを意識した書字法
■ 日常単語での技法応用練習
はじめに
00:00使用材料・道具
00:48古典的な文字の説明
01:48ハーフrを書く
03:43ロングsを書く
06:55リガチャーを書く
11:00連結文字「リガチャー」を活用した美しい文章の書き方を習得。大文字と小文字のバランス、記号の配置方法まで詳しく解説します。
〈このレッスンで学べること〉
■ 大文字と小文字の適切な配置と距離感の調整
■ 装飾文字を使った文章全体のバランス
■ カンマ・ピリオドなど句読点の正確な配置技術
■ 書字速度向上と作品クオリティを両立させるコツ
はじめに
00:00書く文章の紹介
00:23アルベルト・アインシュタインの言葉を書く
00:52おわりに
11:52ここからは小さなペン先を使って書く応用テクニックを学びます。サン・テグジュペリの名言を題材に、学んだことを実践しながらさらにコツをつかんでいきましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ C3ペン先を使った小さい文字の書き方
■ ペン先を40°に保ちながら縦ラインを均一に書く技術
■ a~z全文字を含む文章「パングラム」の練習方法
■ 文字間・単語間のスペーシングを美しく保つコツ
■ 小さいペン先でのインク量調整のポイント
はじめに
00:00使用材料・道具
00:50小さいペン先に変える
01:53書く文字の紹介
04:05練習ストロークをする
04:58パングラムを書く
06:19「L」の書き方やロング「S」の使い分けなど、美しい文章作成に必要な細かな技術を身につけます。
〈このレッスンで学べること〉
■ サン・テグジュペリの美しい言葉を題材にした文章書き
■ 「L」のアセンダーを活用した長いラインの書き方
■ 文字間・単語間のスペーシングを一定に保つバランス調整
■ 文字の単調さを避けるロングSの効果的な使い方
■ コロン・カンマ・ピリオドの正確な配置方法
■ かすれの補強やリタッチによる美しい仕上げ調整
はじめに
00:001行目を書く
00:282〜3行目を書く
05:224行目を書く
11:21おわりに
15:12カリグラフィーは絵の具でも楽しむことができます。絵の具での書き方を学び、プロトゴシップ体をもっと楽しみましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 絵の具を使ったカリグラフィー作品制作の準備
■ 厚手用紙への正確なガイドライン作成技法
■ ペン先に対応した異なる高さのライン引き
■ 40°ペン角度の基準線作成
はじめに
00:00使用材料・道具
00:37書く文章の紹介
01:11ガイドラインを書く
01:54バイオレットとホワイトの2色から4段階のグラデーションを作ります。絵の具の準備から濃度調整、ペン先への応用まで詳しく解説しますよ。
〈このレッスンで学べること〉
■ 4色グラデーションの作り方
■ 絵の具の適切な濃度調整と水加減のコツ
■ 色の混合比率と中間色の作り方
■ 試し塗りによる色調確認
■ カラー用ペン先の準備とメンテナンス
はじめに
00:00絵の具を溶く
00:32試し書きをする
11:18ペン先を準備する
16:50ペン先に絵の具を入れる
18:18絵の具を使った多色カリグラフィーの実践方法を学びます。色の変化とグラデーション効果を活用した美しい文章作品を制作しましょう。
〈このレッスンで学べること〉
■ 絵の具を使ったカリグラフィーの基本セットアップ
■ ペン先の使い分けとペン角度40°の維持技術
■ 絵の具の適切な濃度調整
■ 多色使いによるグラデーション効果の創出
■ 文字間・単語間の美しいスペーシング技術
■ 絵の具特有の書字スピードと筆圧コントロール
はじめに
00:001行目を書く
00:402行目を書く
10:023行目を書く
13:544行目を書く
18:385行目を書く
23:13ガイドラインを消す
25:33おわりに
27:52
講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在3,000件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。
1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。
コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。
経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。
講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。
月額2,480円〜(税込)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。
2種類のキットを用意しています。
※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。
内容物 1〜10
内容物 1〜22
キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。
河南 美和子
atelier_moonshell
A.カリグラフィーで使われている書体には、歴史的なストーリーが存在します。時代背景のニーズによって、アルファベットの形は進化していきます。かっちりとした重厚なゴシック体は良く見かけると思いますが、この書体は広く知られていません。カロリング体を先に学ばれた方は、こんな風に書体が変化していくのか!と実感されることでしょう。是非、そんな体感ある学びを増やして行ってくださいね♪
A.もちろん大丈夫です。ペン先の角度を一定に保って、ラインは垂直に!文字の美しい並べ方も、身につけるのに最適な書体です。絵の具を自由に混色して、お好みの色作りができるのも、とても楽しいですよ♪
A. カリグラフィーは言葉の世界です。ただ文字の形を覚えるだけでなく、心に響くような素敵な言葉との出会いも楽しみのひとつです。美しい言葉や文字には、美しいエネルギーが宿ります。ご自分で書いた大好きな言葉を飾ったり、プレゼントしたり、生活の中に優しくパワフルなエネルギーをプラスしていきましょう。