初心者でも一から学べる本格的な日本画。自然から作られた画材で、透き通るような3枚の葉っぱと青いクリスマスローズを描く。
寺本 悠里子先生
初級
イラスト・絵画
日本画
PDF資料あり
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■ 使用材料・道具
■ 日本画とは
■ 絵具・筆・麻紙ボードについて
■ 膠(にかわ)の保存方法
■ 下地用の水干絵具を粉砕する方法
■ 水干絵具を膠で溶く方法
■ 平筆で下地を塗る方法
■ 下絵を転写する方法
■ 輪郭線の描き方
■ 胡粉で重ね塗りするポイント
■ 落款について
■ 顔彩の準備方法
■ 花に顔彩で色を塗る方法
■ 輪郭線に沿った色のぼかし方
■ 背景をスポンジで塗る方法
■ 画材と道具の片付け方法
✓日本画を描いてみたい方
✓透明感のある絵が好きな方
✓新しい趣味を見つけたい方
こんにちは!
日本画家の寺本悠里子です。
このレッスンでは、日本画の基礎知識を学び、実際に2つの作品を描いていきます。
自然の美しさや透明感のある重なりを、日本画ならではの画材と技法で表現してみましょう。
日本画と聞くと少し敷居が高いように感じるかもしれませんが、初心者さんでも大丈夫。
基本の道具や画材の説明から描き方のポイントまで、丁寧に解説していきますのでご安心くださいね。
描きながら日本画の基礎を学べる
最初に基本練習として描くのは、3枚の葉っぱが重なり合う絵。
背景に使う「水干絵具」や葉っぱを描く「胡粉」など、日本画ならではの画材が登場します。
小さい頃に親しんだ水彩絵の具とはまた違った使い方ですので、新鮮な気持ちで取り組んでいただけますよ。
重なり合う透明感が魅力のこの絵は、一体どのようにして描いているのでしょうか?
実は、胡粉という白い絵具だけで葉っぱの濃淡を表現しているんです。
青い下地に白い葉っぱというシンプルな作品ですが、日本画の基礎がぎゅっとつまったこの作品。
実際に描きながら学べますので、初めての方でも感覚がつかみやすいレッスンになっています◎
ニュアンス感のある作品にステップアップ
2つ目の作品では、ふわっとやさしいクリスマスローズを描きます。
こちらは胡粉で描くだけでなく、顔彩絵の具で色付けをする工程も学べますよ。
顔彩ならではの鮮やかな色を使った、ぼかしのテクニックがポイント!
背景にはスポンジを使って、ニュアンスのある奥行き感を出す技法もご紹介します。
基本から少し応用した表現方法も学べるのがこのレッスンの魅力♪
1つ目の作品と共通の画材も多いので、スムーズに日本画のステップアップができるようになっています◎
自然の美しさに癒される時間
日本画には、鉱物や植物、動物から作られる天然の素材が画材として使われています。
そのため、どこか温かみを感じる柔らかい発色が特徴で、自然の風景や季節の情景にぴったり。
2つの作品を通して、日本画の技法だけでなく自然の美しさへの理解も深まります。
じっくりを葉っぱやお花を描いていく時間は、心もリフレッシュされるひとときになりますよ。
背景の色を変えるだけでも、また違った雰囲気になるのが日本画の趣深いところ。
そんなアレンジも楽しみながら、ぜひ日常の中で感じるさまざまな四季の美しさを描いてみてくださいね!
オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
01:17日本画について
06:17膠について
08:18絵具について
09:48筆について
12:36麻紙ボールドについて
13:58膠の保存方法
14:38オープニング
00:00はじめに
00:20下地用の水干絵具を粉砕する
00:40膠の準備をする
04:31水干絵具を膠で溶く
11:35オープニング
00:00はじめに
00:20下地を塗る①
00:40下地を塗る②
07:07下地を塗る③
11:14オープニング
00:00はじめに
00:20下絵を転写する
00:36輪郭線を描く
11:51オープニング
00:00はじめに
00:20重ね塗りのポイント
00:52中央の芯を塗る
03:57葉っぱが3枚の部分を塗る
07:14葉っぱが2〜3枚の部分を塗る
11:04葉っぱが1〜3枚の部分を塗る
14:36線を強調する
18:07オープニング
00:00はじめに
00:20落款の下書きをする
00:40落款を書く
06:10片付け方法
09:39おわりに
12:35オープニング
00:00はじめに
00:20使用材料・道具
00:51下絵を転写する
06:15膠の準備をする
16:35オープニング
00:00はじめに
00:20輪郭線を描く
00:31オープニング
00:00はじめに
00:20三層の重なりを塗る
00:43二層、三層の重なりを塗る
06:09一層〜三層の重なりを塗る
11:59色が薄い部分を塗る
17:17オープニング
00:00はじめに
00:20顔彩の準備をする
00:51花びらの重なりを塗る
09:07花びらを塗る
19:09花芯を塗る
22:23茎と葉っぱの重なりを塗る
24:27葉っぱを塗る
27:59オープニング
00:00はじめに
00:20水干絵具を粉砕する
00:55水干絵具を膠で溶く
05:24背景を筆で塗る
10:08スポンジで群青を塗る
16:05スポンジで黒を塗る
20:55スポンジで白群を塗る
24:01再びスポンジで群青を塗る
26:57オープニング
00:00はじめに
00:20微調整をする
00:47角顔彩の準備をする
06:31落款の下書きをする
08:27落款を書く
10:39片付け方法
12:55おわりに
15:46講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在2,500件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。
1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。
コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。
経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。
講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。
月額2,980円(税込3,278円)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。
2種類のキットを用意しています。
※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。
キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。
寺本 悠里子先生
yuriko.teramoto.96
A.中学生の時に上村松園という日本画家の作品を見たのが日本画との出会いだったと思います。油絵とも水彩画とも違う絵肌。静けさと力強さが同居するような絵に魅力を感じて、この絵はどんな絵の具を使ってどんなふうに描かれているんだろうと興味を持ちました。
A.やはり独特の素材感と色の美しさでしょうか。それぞれの絵の具を単体で使ってももちろん美しいのですが、塗り重ねていくことでより深みのある画面を作れるところが面白いと思っています。
今回講座で描くのは透明感を感じるような作品ですが、絵の具の使い方によって様々な作風で描くことができるのも魅力です。また絵の具の色の名称も「群青(ぐんじょう)」「緑青(ろくしょう)」「紅梅(こうばい)」など、和風な名前が付いていて素敵だなと思います。
A.もちろん大丈夫です。絵の具の溶き方や筆の動かし方、透明感を出すポイントなどを丁寧に解説しております。講座で描く作品は図案をダウンロードして使って頂けますので、初心者の方も安心して受講して頂けます。
A.こんにちは!日本画家の寺本悠里子です。自然を描く 日本画講座をご受講頂きありがとうございます。この講座では日本画の基礎知識に始まり、実際に日本画の絵の具を使って透明感あふれる作品を描いていきます。日本画特有の素材感や、鮮やかで美しい色彩を感じながら楽しく描いていきましょう!