自然を描く 日本画講座 基本練習と青い花編 - ミルーム

自然を描く 日本画講座 基本練習と青い花編

初心者でも一から学べる本格的な日本画。自然から作られた画材で、透き通るような3枚の葉っぱと青いクリスマスローズを描く。

寺本 悠里子先生|イラスト・絵画|日本画

寺本 悠里子先生

初級

イラスト・絵画

日本画

PDF資料あり

5

学習内容

■ 使用材料・道具
■ 日本画とは
■ 絵具・筆・麻紙ボードについて
■ 膠(にかわ)の保存方法
■ 下地用の水干絵具を粉砕する方法
■ 水干絵具を膠で溶く方法
■ 平筆で下地を塗る方法
■ 下絵を転写する方法
■ 輪郭線の描き方
■ 胡粉で重ね塗りするポイント
■ 落款について
■ 顔彩の準備方法
■ 花に顔彩で色を塗る方法
■ 輪郭線に沿った色のぼかし方
■ 背景をスポンジで塗る方法
■ 画材と道具の片付け方法

こんな方におすすめ!

✓日本画を描いてみたい方
✓透明感のある絵が好きな方
✓新しい趣味を見つけたい方

講座の紹介

こんにちは!

日本画家の寺本悠里子です。



このレッスンでは、日本画の基礎知識を学び、実際に2つの作品を描いていきます。

自然の美しさや透明感のある重なりを、日本画ならではの画材と技法で表現してみましょう。



日本画と聞くと少し敷居が高いように感じるかもしれませんが、初心者さんでも大丈夫。

基本の道具や画材の説明から描き方のポイントまで、丁寧に解説していきますのでご安心くださいね。



描きながら日本画の基礎を学べる

最初に基本練習として描くのは、3枚の葉っぱが重なり合う絵。

背景に使う「水干絵具」や葉っぱを描く「胡粉」など、日本画ならではの画材が登場します。



小さい頃に親しんだ水彩絵の具とはまた違った使い方ですので、新鮮な気持ちで取り組んでいただけますよ。



重なり合う透明感が魅力のこの絵は、一体どのようにして描いているのでしょうか?

実は、胡粉という白い絵具だけで葉っぱの濃淡を表現しているんです。



青い下地に白い葉っぱというシンプルな作品ですが、日本画の基礎がぎゅっとつまったこの作品。

実際に描きながら学べますので、初めての方でも感覚がつかみやすいレッスンになっています◎



ニュアンス感のある作品にステップアップ

2つ目の作品では、ふわっとやさしいクリスマスローズを描きます。

こちらは胡粉で描くだけでなく、顔彩絵の具で色付けをする工程も学べますよ。



顔彩ならではの鮮やかな色を使った、ぼかしのテクニックがポイント!

背景にはスポンジを使って、ニュアンスのある奥行き感を出す技法もご紹介します。



基本から少し応用した表現方法も学べるのがこのレッスンの魅力♪

1つ目の作品と共通の画材も多いので、スムーズに日本画のステップアップができるようになっています◎



自然の美しさに癒される時間

日本画には、鉱物や植物、動物から作られる天然の素材が画材として使われています。

そのため、どこか温かみを感じる柔らかい発色が特徴で、自然の風景や季節の情景にぴったり。



2つの作品を通して、日本画の技法だけでなく自然の美しさへの理解も深まります。

じっくりを葉っぱやお花を描いていく時間は、心もリフレッシュされるひとときになりますよ。



背景の色を変えるだけでも、また違った雰囲気になるのが日本画の趣深いところ。

そんなアレンジも楽しみながら、ぜひ日常の中で感じるさまざまな四季の美しさを描いてみてくださいね!


カリキュラム

自然を描く 日本画講座 基本練習編① 日本画の道具についてのサムネイル

1. 自然を描く 日本画講座 基本練習編① 日本画の道具について

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    01:17
  • 日本画について

    06:17
  • 膠について

    08:18
  • 絵具について

    09:48
  • 筆について

    12:36
  • 麻紙ボールドについて

    13:58
  • 膠の保存方法

    14:38
自然を描く日本画講座 基本練習編② 絵具の準備のサムネイル

2. 自然を描く日本画講座 基本練習編② 絵具の準備

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 下地用の水干絵具を粉砕する

    00:40
  • 膠の準備をする

    04:31
  • 水干絵具を膠で溶く

    11:35
自然を描く日本画講座 基本練習編③ 下地を塗るのサムネイル

3. 自然を描く日本画講座 基本練習編③ 下地を塗る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 下地を塗る①

    00:40
  • 下地を塗る②

    07:07
  • 下地を塗る③

    11:14
自然を描く日本画講座 基本練習編④ 輪郭線を描くのサムネイル

4. 自然を描く日本画講座 基本練習編④ 輪郭線を描く

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 下絵を転写する

    00:36
  • 輪郭線を描く

    11:51
自然を描く日本画講座 基本練習編⑤ 葉っぱを塗るのサムネイル

5. 自然を描く日本画講座 基本練習編⑤ 葉っぱを塗る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 重ね塗りのポイント

    00:52
  • 中央の芯を塗る

    03:57
  • 葉っぱが3枚の部分を塗る

    07:14
  • 葉っぱが2〜3枚の部分を塗る

    11:04
  • 葉っぱが1〜3枚の部分を塗る

    14:36
  • 線を強調する

    18:07
自然を描く日本画講座 基本練習編⑥ 落款を書く〜完成のサムネイル

6. 自然を描く日本画講座 基本練習編⑥ 落款を書く〜完成

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 落款の下書きをする

    00:40
  • 落款を書く

    06:10
  • 片付け方法

    09:39
  • おわりに

    12:35
自然を描く 日本画講座 青い花編① 下絵を描くのサムネイル

7. 自然を描く 日本画講座 青い花編① 下絵を描く

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 使用材料・道具

    00:51
  • 下絵を転写する

    06:15
  • 膠の準備をする

    16:35
自然を描く日本画講座 青い花編② 輪郭線を描くのサムネイル

8. 自然を描く日本画講座 青い花編② 輪郭線を描く

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 輪郭線を描く

    00:31
自然を描く日本画講座 青い花編③ 重ね塗りをするのサムネイル

9. 自然を描く日本画講座 青い花編③ 重ね塗りをする

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 三層の重なりを塗る

    00:43
  • 二層、三層の重なりを塗る

    06:09
  • 一層〜三層の重なりを塗る

    11:59
  • 色が薄い部分を塗る

    17:17
自然を描く日本画講座 青い花編④ 花・茎・葉っぱを塗るのサムネイル

10. 自然を描く日本画講座 青い花編④ 花・茎・葉っぱを塗る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 顔彩の準備をする

    00:51
  • 花びらの重なりを塗る

    09:07
  • 花びらを塗る

    19:09
  • 花芯を塗る

    22:23
  • 茎と葉っぱの重なりを塗る

    24:27
  • 葉っぱを塗る

    27:59
自然を描く日本画講座 青い花編⑤ 背景を塗るのサムネイル

11. 自然を描く日本画講座 青い花編⑤ 背景を塗る

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 水干絵具を粉砕する

    00:55
  • 水干絵具を膠で溶く

    05:24
  • 背景を筆で塗る

    10:08
  • スポンジで群青を塗る

    16:05
  • スポンジで黒を塗る

    20:55
  • スポンジで白群を塗る

    24:01
  • 再びスポンジで群青を塗る

    26:57
自然を描く日本画講座 青い花編⑥ 仕上げ〜完成のサムネイル

12. 自然を描く日本画講座 青い花編⑥ 仕上げ〜完成

  • オープニング

    00:00
  • はじめに

    00:20
  • 微調整をする

    00:47
  • 角顔彩の準備をする

    06:31
  • 落款の下書きをする

    08:27
  • 落款を書く

    10:39
  • 片付け方法

    12:55
  • おわりに

    15:46

テレビや雑誌などメディアにも紹介多数

ミルームとは

  • 魅力的な講座が、毎月続々と開講

    講師と編集部がこだわって作る講座が、毎月開講されます。講座は現在2,500件以上。自分のお気に入りがきっと見つかります。

    魅力的な講座が、毎月続々と開講
  • 動画講座だから、自分のペースで受けられる

    1カリキュラム約20分の動画講座で、周りを気にせず自分のペースで受講。制限なく、何度でも見直すことができます。

    動画講座だから、自分のペースで受けられる
  • わからない点は、講師へ直接質問

    コメント機能で、わからない点は講師に直接質問できます。回数の制限もありません。

    わからない点は、講師へ直接質問
  • キットも購入できるため、準備が簡単

    経験豊富な講師が選んだ材料と道具をひとつにしたキットをご用意。足りない材料だけを単品で購入することもできます。

    キットも購入できるため、準備が簡単
  • 図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード

    講座で使う補助資料は、キットと一緒にお届け、もしくはPDFでダウンロードすることができます。

    図案や見本などの資料は、PDFでダウンロード
  • お得な料金で続けやすい

    月額2,980円(税込3,278円)。講座ごとの受講料はありません。教室に比べて続けやすいお得な料金です。

    月額2,980円(税込3,278円)。お得な料金で続けやすい

キット

2種類のキットを用意しています。

※キットは別売り・オプションとなります。
※お申し込みいただいた方のみ、キットを購入できます。

  • 材料キット(¥9,800)  17
  • オールインワンキット(¥17,800)  119
キット

  • ①上羽絵惣 水干絵具 各色

    19 群青/21 黒/26 緑青/30 桃色/32 牡丹/49 上羽絵惣 水干絵具 49 白群
    日本画に使用する顔料ベースの着色料です。
    粒子が極めて細かいため、のびが良く混色自由にあらゆる色調を表現できます。
  • ②吉祥 角顔彩 各色

    No.3 鮮光黄/No.5 花白緑/No.6 緑青/No.17 浅葱/No.29 紅梅/No.47 鳩羽/No.60 銀
    日本画に使用する顔料ベースの着色料です。
  • ③吉祥 チューブ絵具 胡粉 20ml

    白く塗るときに使います。
    水干絵具の持ち味を保ちつつ、接着成分であるメディウムを練りこんであるため、パレットに絵具を出してすぐに日本画を描くことが出来ます。
  • ④吉祥 膠液 100cc

    絵具を定着させるために使います。
    日本画で使用する水干絵具は単体では画面に定着させることが出来ないため、膠液と混ぜて使います。
    ゆっくりと乾きながら画面と絵具が接着し、絵具そのままの色彩が表現できる特徴があります。
  • ⑤ホルベイン 優彩 麻紙ボールド F0 4枚

    絵を描いていく紙です。
    下張りをしたボードに、にじみ止め加工をした麻紙を糊貼りしています。
  • ⑥mt マスキングテープ

    下図を麻紙ボールドに固定するために使います。
  • ⑦図案

    キットにはオリジナルの図案が付属しています。
    ※キットをお申込みでない方もダウンロードしてお使いいただけます。
  • ⑧名村 筆 各種

    彩色筆(大)/隈取筆(小)/茶軸イタチ面相 小
    彩色をする筆です。
    輪郭線や細かい部分を描く、絵具をぼかす等用途に合わせてお使いいただきます。
  • ⑨中里 白髯 平筆 5号

    下地を塗るときに使う筆です。
  • ⑩名村 水匙 真鍮

    膠や膠水溶液を注ぐときに使います。
  • ⑪スーパーチャコペーパー デザイン用 片面ハンガータイプ 白

    下絵をトレースするのに使います。
  • ⑫歯ブラシ

    スパッタリングに使います。
  • ⑬とき皿 10.5㎝ 3枚

    水干絵具を溶くお皿です。
  • ⑭梅皿 8.5㎝

    胡粉や顔彩を溶くお皿です。
  • ⑮ジャム瓶

    膠を入れるときに使います。
  • ⑯ビーカー ガラス製 200ml

    膠水溶液を入れるときに使います。
  • ⑰筆洗

    筆を洗うのに使います。
  • ⑱スポンジ 1個

    背景に絵具を塗るときに使います。
  • ⑲ニトリルゴム手袋 4枚

    手が汚れるのを防ぐために使います。

キットの内容は、写真のものと一部異なる場合がございます (基礎的な用具のグリップの色が異なる等。受講の用途としては十分なものを入れております)。キットに足りないものや不備があった場合は、未使用に限りお取替えさせていただきます。


先生の紹介

寺本 悠里子先生|イラスト・絵画|日本画

寺本 悠里子先生
寺本 悠里子先生公式インスタグラム yuriko.teramoto.96

インタビュー

Q. 先生が日本画を始めたきっかけは何ですか?


A.中学生の時に上村松園という日本画家の作品を見たのが日本画との出会いだったと思います。油絵とも水彩画とも違う絵肌。静けさと力強さが同居するような絵に魅力を感じて、この絵はどんな絵の具を使ってどんなふうに描かれているんだろうと興味を持ちました。


Q. 先生が思う日本画の魅力は何ですか?


A.やはり独特の素材感と色の美しさでしょうか。それぞれの絵の具を単体で使ってももちろん美しいのですが、塗り重ねていくことでより深みのある画面を作れるところが面白いと思っています。
今回講座で描くのは透明感を感じるような作品ですが、絵の具の使い方によって様々な作風で描くことができるのも魅力です。また絵の具の色の名称も「群青(ぐんじょう)」「緑青(ろくしょう)」「紅梅(こうばい)」など、和風な名前が付いていて素敵だなと思います。


Q. 初心者ですが、大丈夫でしょうか?


A.もちろん大丈夫です。絵の具の溶き方や筆の動かし方、透明感を出すポイントなどを丁寧に解説しております。講座で描く作品は図案をダウンロードして使って頂けますので、初心者の方も安心して受講して頂けます。


Q. 受講される方々へ一言お願いします♪


A.こんにちは!日本画家の寺本悠里子です。自然を描く 日本画講座をご受講頂きありがとうございます。この講座では日本画の基礎知識に始まり、実際に日本画の絵の具を使って透明感あふれる作品を描いていきます。日本画特有の素材感や、鮮やかで美しい色彩を感じながら楽しく描いていきましょう!