【そうだ、先生に聞こう】ryoko先生 - ミルーム

【そうだ、先生に聞こう】ryoko先生

目次

こんにちは!ミルーム編集部です!


特集【そうだ、先生に聞こう】は、ミルームで人気の講座を担当する先生に、

「○○を始めたきっかけ」や「講師になって嬉しかったこと」など、様々な角度からインタビューしていく連載シリーズです!


ふだんは画面の中でしかお会いすることのない先生の素顔や魅力を皆さんにお伝えしていきます。


今回は、「小さな手作り洋服講座」を担当するryoko先生にお話を伺いました。




まず初めに、先生についてお伺いさせてください!


ハンドメイド作家として、ミニチュアドールのための洋服をメインで作っています。ミルームの講座では、シューズやアクセサリーも作成させていただきました。



先生がミニチュア人形の洋服づくりをしたきっかけ、今に至るまでを聞かせてください 


子供の頃からミニチュアがずっと好きで、それに合わせて裁縫をしていました。

理由はシンプルで、「大好きなリカちゃんにかわいい服を着せたい」という気持ちからですね。


リカちゃん人形が本当に好きで、小学5年生のときの自由研究ではリカちゃんの服をいくつも手作りし、着せた写真を撮影して、ファッション誌のようにアレンジした作品を提出していたくらいです。


自由研究!とても素敵なアイデアですね。


ただそれが、友達や先生にはすごいねと褒められたんですが、男の子たちにはお人形遊びをしていることをからかわれちゃって。


幼いながらにショックをうけて、しばらくドール服作りからは離れてしまったんです。


 それから別の趣味として、パソコンであったり、イラストであったりに熱中し、気づけば大人になりグラフィックデザイナーになりました。



そうしたときにある日突然SNSでリカちゃんと再会し、「うわ、かわいい!」と記憶がめきめきと戻ってきたんです。

そのとき、リカちゃんに自分が好きな服を着せたいなと思ったので、実際に作るようになり、今に至ります。


最初はどんなふうに始めたんですか?? 


完全に独学なので、最初は手当たり次第にお人形服の本を読みながら作りました。


とにかくいろんなドール服を作り続けましたね。慣れてきたら、実際に自分が着ている服を裏返しにして、その作られ方を参考にしながら、本には載ってないような洋服も作ってみたり。


そうしていくうちに、自分の好きな方向の服が作れるようになりました。


▲「小さな手作り洋服講座」で作れる「とっておきのワンピース」と「レース模様のベスト」


失敗したこととかもあったんですか?


失敗はたくさんありましたよ!(笑)


服飾系の学校に通ったりしているわけではなかったので、本を読んでとにかくトライアンドエラーを繰り返して。

実際に作ってみるとどんどん分からないことが出てくるので、途中嫌になったこともありました(笑)


でも、苦労して作り上げたものの喜びはひとしおで、その瞬間がたまらなく好きで、失敗を乗り越えられました。

そうした経緯で、今の先生の素敵な作品が出来上がったんですね。先生のインスタグラムは、まるでファッション誌を見ているような素敵なお洋服ばかりで、自分が参考にしています(笑)


そう言っていただけて嬉しいです!実際に「人形ではなく自分が着たい!」という声も多くもらいますね。


最初は自己満足で記録のために自分のSNSに作品を載せていたのですが、更新するたびに想像以上に反響をいただけて、それが続ける理由になりました。



自分だけで楽しむ趣味のつもりだったのが、可愛い、欲しいと言ってもらえて、そのおかげで本格的に作家活動をさせていただくことにつながりました。


アイデアはどうやってひろがるんですか?


いいなと思ったものをベースに、自分ならではのもの・自分にしかできないものにアレンジするならどうしたらいいかな?というのを常に考えて、アイデアを広げています。


ファッションが好きなので、雑誌を読んだり、インスタで好みのコーディネートを検索したりなど、インプットは多いですね。



グラフィックデザイナーの仕事をしていたときも、色や文字にも流行り廃りがあるので、そういうことを意識して常にアンテナをはっていました。


そのときから癖づいているので、街を歩いているときに見かけた素敵なものをメモしたり、トレンドはいち早く体験したりすることが多い気がします。


それ自体はまったく苦痛ではないので、楽しみながらアイデアを膨らませていますね。 


次に、ミルームでオンラインレッスンについても聞かせてください!


教えてほしいという声もよくいただいていたので、「初心者でも作れる」という講座が出せたら、お役に立てるかなと思い挑戦しました。


講師の経験はなかったので、慣れない人に分かりやすく伝えるにはどうしたらいいのかな?というのを、とにかく一生懸命考えて。


最初は不安もありましたが、レッスンの題材を考えるところから、もうすでにワクワクして楽しかったですね。打ち合わせしている時に素材を探しに出歩いたり、どんなものにしようか考えたり・・・


ミニチュアドールのピアスを作るために、ビーズ探しに東京の資材屋さんに足を運んで、いろいろなビーズを見比べたりもしました。

ビーズを手に取りながら、「私が選んだこのビーズで作品を作ってもらえるんだ」と想像したら、たまらなく嬉しくなりましたね。


▲「小さな手作り洋服講座」で作れる5種類のピアス


実際に講座を開講してみて、どうでしたか?


実際に講座を開講すると、ミニチュアドールが好きな方々からいろいろな反響をもらえて、講座を開講して本当によかったと思えました。


あとは、今までは分からなかった「人に教える喜び」を感じられましたね。


ミルームを通してもらえるコメントで「いろいろな本を読んでいたけど、こういう技能は知らなかったです!」というのがあったんですが、それがとても印象的でした。



作るということがとにかく好きだったんですが、教えることで”自分がやってきたことが誰かの役に立っている”ということを改めて実感できて、モチベーションにつながりました。 


今後目指していきたいこと、挑戦したいことはありますか?


完全に自分のオリジナルの柄・形の洋服を作りたいですね。もうすでに数着は作っているんですが、やはり考えるのにすごく時間がかかるので、すぐには増えなくて。

少しずつでいいので、自分のブランドみたいな形で増やしていきたいです。そうして作った服を、いろんなミニチュアドールが着てくれているのを見れたら、きっとたまらなく嬉しいですね。


引き続きいろいろなアイデアを膨らまして、頑張りたいと思います!



ryoko先生ありがとうございました!


自分の好きなことを追求して活動されるエネルギーがとてもかっこいいですね!

ryoko先生の講座を受けて、ドール服作りを楽しんでみませんか?



小さな手作り洋服講座 ryoko先生